私は悪魔の彫像をスライドさせて取り外す。すると、陰に小さなボタンがあった。
火災報知器のボタンじゃなさそうね。
あれ? 何だか足元が熱くなってきたような…
────!!
暖炉の中を見ると、いつの間にか火が燃え盛っていた。
ボオオオォォ…
激しい炎は煙突の高さほどにも舞い上がり、辺りが熱気に包まれる。
私は慌てて暖炉から離れた。
炎の中から二つの小さな姿が現れて、私と向き合った。火の精だわ!
大きさは私の膝ぐらいまでしかないけれど、全身が燃え上がる炎の怪物だ。
二匹の火の精は空中を飛び回った。その体に触れたら、黒焦げにされてしまう。
武器で戦おうか? それとも別の手を考えようか?
私はペーパーナイフを構えた(技術点を11にして戦うことができる)
火の精A 技術点 7 体力点 4
火の精B 技術点 7 体力点 3
火の精たちの攻撃を受けると、私は体力点を3減らさなければならない。
この怪物は火を吹きながら襲ってくるからだ。
炎の直撃を防ぐために運試しをすることもできる。
吉と出れば、私は炎を消して、体力点を全く減らなくていい。
しかし、凶と出れば、まともに炎を浴びて体力点を4減らさなければならない。
〈第1ラウンド〉
火の精Aの攻撃力 6+2+7=15
マキの攻撃力 3+2+11=16
火の精Aの体力点 4→2
〈第2ラウンド〉
火の精Aの攻撃力 5+4+7=16
マキの攻撃力 1+5+11=17
火の精Aの体力点 2→0
次は火の精Bが相手だ。
〈第3ラウンド〉
火の精Bの攻撃力 6+4+7=17
マキの攻撃力 3+6+11=20
火の精Bの体力点 3→1
〈第4ラウンド〉
火の精Aの攻撃力 5+4+7=16
マキの攻撃力 5+1+11=17
火の精Aの体力点 1→0
火の精たちを追い払うことができた。
私は暖炉の所へ戻ると、再び隠されたボタンを調べる。
よし、思い切って押してみよう。それっ!
☆カチッ★
すると…
ゴゴゴゴ…
ああっ、棚の横の壁が開いていく! 秘密の入り口が開いたんだわ。
私は入り口に近づいて、中を覗き込んだ。あらら? ただの壁しかない。
次の瞬間…
★バタンッ☆
足元の床が左右に開き、私の体は落下していく。
あれは偽の入り口だったのね。このトラップに私を誘い込むための…
★ステータス
技術点 11(戦うときは-3)/11 体力点 17/18 運点 9/9 恐怖点 3/10
★持ち物
ペーパーナイフ(戦闘の際の技術点を原技術点の値にして戦える)
肉切りナイフ(戦闘の際に技術点に3を加えることができる)
ロープ
ニンニク
ブランデー
★メモ
アバッドンにモルダナが
地下室の階段の下に秘密の部屋の入り口がある
秘密の部屋を開ける合言葉はシーコウが知っている
