《ハウス・オブ・ヘル》 第18話 また会ったわね | TAKAYAN'S ROOM

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ドサッ…

私は何か柔らかい物の上に落ちた。ここで運試しをする。出目は『3+1=4』で、吉と出た。
(運点-1、9→8)

幸いにも無傷で済んだけど、ちょっと驚いたわ。

(恐怖点+1、3→4)


どうやら私は干し草の山の上にいるらしい。ここは地下の一室のようだ。あっ、あそこに扉が…

スタ… スタ… スタ…

…! 扉の向こうから足音が聞こえてくる。どうしよう?
何か武器になりそうな物を探そうか? いや、扉の後ろに隠れるほうがいいかも…

私が壁に体を密着させて息を潜めていると、扉が開いた。
そして異様に背中の曲がった小男が入ってくる。

小男「おかしいな。確かに大きな音がしたのに…」

この小男は私が落ちてきた音を聞きつけて、様子を見に来たんだ。
けれど、何もいないので、不思議に思っているのね。

・小男に声を掛ける

・小男が出ていくまで隠れている。

私は軽く咳払いして、前に踏み出した。

小男「うわーっ! だ、誰だ!?」

振り向いて私の姿を見ると、小男は飛び上がって叫んだ。
私は小男に『驚かせてすみません』と謝ってから、ここにいる理由を話した。
『お手洗いへ行こうとしたら、いきなり床が開いて落とされちゃったの』と言うと、
小男は疑いの目で私を見つめる。








やがて落ち着いたのか、小男は言った。

小男「あ、ああ、そうですか。わしが階段まで案内しましょう」

小男は私の先に立って部屋を出た。小男に続いて部屋を出るとき、私は気付いた。
彼の背中は曲がっているのではなく、大きく膨らんでいるということに…

小男「灰色の男の機嫌は悪いし… ラファーティは見つからないし…」

小男は独り言を言いながら通路を進んでいく。

小男「あんたは御主人様のお客様じゃったか。さっきは本当に肝を潰したわい」








しばらく歩くと、左手に扉のある場所に出た。

小男「このまま進んでいけば、階段があります。それを上がれば、一階へ戻れます。
  わしには仕事が残っているので、これで…」

デジャヴかしら? この小男、どこかで見たような気がするのよね。
あっ…! 思い出したわ。


★ステータス

技術点 11(戦うときは-3)/11

体力点 17/18

運点 8/9

恐怖点 4/10


★持ち物

ペーパーナイフ(戦闘の際の技術点を原技術点の値にして戦える)

肉切りナイフ(戦闘の際に技術点に3を加えることができる)

ロープ

ニンニク

ブランデー


★メモ

アバッドンにモルダナが

地下室の階段の下に秘密の部屋の入り口がある

秘密の部屋を開ける合言葉はシーコウが知っている