少年少女世界伝記全集の第11巻です。

マーク・トウェインは《王子と乞食》などの名作を書いた作家です。
アンネ・フランクは崇高な精神を持ち続けた少女です。
マーク=トウェインの本名はサミュエル=ラングホーン=クレメンズです。
彼のニックネームはサムということにして、記事を書いていきます。
サムは1835年にフロリダで生まれました。
サムは同じクラスのローラという女の子が好きでした。
ローラが先生の本を破ったとき、サムは彼女の身代わりになってお仕置きを受けました。
サムが12歳のとき、彼の父は他界してしまいました。
生活のために、サムは学校を中退して印刷所で働き始めます。
そして兄弟と力を合わせて、自分たちの作った新聞を売り出すようになりました。
『もっと広い世界へ行きたい…』
大人になったサムは海を渡り、ニューオリンズへ向かうことになります。
ニューオリンズでサムは占い師に自分のことを占ってもらいます。占い師は言いました。
『あなたは作家になるために生まれてきた人です』
それを聞いた途端、サムは大笑いしました。
しかし、占い師の言葉は間違っていなかったのです。
サムは後に作家となり、マーク=トウェインというペンネームで数々の名作を書きました。
マーク=トウェインは読者に楽しんでもらうために物語を書きました。
1910年、彼は74歳で人生の幕を閉じました…
どんなときにも明るく、心の優しかった少女…
1929年、アンネはドイツのフランクフルトで生まれました。
彼女の両親は裕福なユダヤで育ったそうです。だからアンネにもユダヤの血が流れているのです。
1939年に第二次世界大戦が始まりました。
ドイツ軍はユダヤ人やユダヤの血を引く人々を嫌いました。
ユダヤの血を引いているという理由だけで、アンネも学校を退学させられます。
ドイツ軍に見つかったら、ユダヤ人は死ぬまで働かされます。
アンネたちは父のオットーが用意していた隠れ家へ向かうのでした。
しかし、アンネたちの隠れ家は警察官に見つかってしまいます。
両親に会えなくても、アンネは決して望みを捨てませんでした。
アンネ=フランクは16歳の誕生日を迎える前に、収容所の中で天に召されました。
彼女が隠れ家で書いていた日記は1947年に一冊の本となって、
オランダのコンタクト社から刊行されたそうです。
(日本では《アンネの日記》というタイトルで刊行されています)
機会があれば、私も読んでみたいです。













