少年少女世界伝記全集の第10巻です。

リビングストンはイギリス生まれの探検家です。
鑑真は不屈の精神を持つ和上と呼ばれ、称えられた人物です。
デビッド=リビングストンの父と母はクリスチャンでした。
そんな両親を見ているうちに、デビッドも心から神を信じるようになりました。
デビッド=リビングストンはイギリスのスコットランドで生まれました。
10歳になると、リビングストンは工場へ勤めるようになりました。
イギリスの貧しい家の子供が働くことは珍しくなかったのです。
リビングストンは給料をもらうと、母に渡そうとしました。
しかし、優しい母は『お前の好きな物を買いなさい』と言うのでした。
リビングストンはラテン語の本を買って、熱心に読みました。
そして大学生になると、医学を学びました。
アフリカには食べ物に恵まれない人や病で苦しんでいる人がいるという話を聞いて、
リビングストンは心を痛めました。
一人でも多くの命を救うために、リビングストンはアフリカへ向かいます。
現地に着くと、リビングストンは病人の治療に励みました。
リビングストンは相手を見下す人間が大嫌いでした。
そんな連中に、彼は何度もキリストの神の教えを説きました。
同士と共に奴隷たちを助けることもありました。
リビングストンはキリスト教を信じ続けて、何人もの貧しい人たちを救いました。
そんな彼も、60歳のときに天が召されるのでした…
『授戒の大師』と尊敬された人物です。
688年、鑑真は中国の揚州にある小さな村で生まれたそうです。
14歳のとき、鑑真は髪の毛を剃りました。これで立派な坊さんになったわけです。
和上となった鑑真は人々のために尽くしました。
お経を読むだけでなく、薬を作ったり、病人の手当てもしました。
仏教を広めるために日本へ行きたいと鑑真は思っていました。
しかし、海を渡るのは命懸けでした。
やっと日本に着いた頃、鑑真の目は見えなくなっていました…
数回の失敗の末に、鑑真は日本へ渡ることができました。
奈良県にある唐招提寺には彼の坐像が安置されているそうです。













