こんにちは。クラネヨガです。
近所の散歩コースに紫陽花が綺麗に咲き始めました。
紫陽花を見るたびに、「この世界は宇宙の作品である」とヨガの経典を教えてくださる先生に言われたことを思い出します。
一枚一枚の花びらを見ると、微妙な色の違いや、グラデーション、これは正に芸術だと感じます。
さて、今回もバガヴァッドギーターの教えをシェアしていきたと思います。
バガヴァッドギーターの主人公である聖者アルジュナは、戦場に行き、小さい頃から遊んでいた親戚や友人たちが戦争の相手として目の前に立っていることに呆然とします。
「この戦いには意味があるのか。たとえ彼らが私を殺そうとも、私は彼らを殺したくない。
自分の身内たちを殺して、どのように幸せになれるというのだろうか」と嘆き悲しむアルジュナに対して、
クリシュナという相談役がこの時を待ってました!とばかりに、アルジュナに教えを説き始めます。
今の状況を、好き嫌いで判断をするのではなく、自分に与えられた役割を全うするべきだ。アルジュナよ、立ち上がり戦いなさい!
と言い放ったのです。
そして、戦いに何の意味があるのかと、アルジュナを苦しめているのは”無知”であると言い、無知を取り除くことが自分自身の本質(真実)を理解することであると諭します。
その真実を理解するための方法として、「ヨーガ」を教え始めます。
そのヨーガとは「カルマヨーガ」(過去のブログを参照)
自分の行動が「イーシュヴァラ(全体世界)」からみた時にどうかという視点を持つこと。
そして、今自分がすべきことを全うすること。
戦士であり、一国の主でもあるアルジュナ。そのアルジュナが戦場で逃げていては、その国はどうなるでしょう。
自分に与えられたことがどんなに難しく見えても、役割を果たすこと。
そして、与えられた状況や役割を完全に終えられなかったとしてもそれはすべきことであり、人と比較したりすることなく、自分の目の前のことを受け入れることを先生であるクリシュナは教えてくれています。
クリシュナがアルジュナに対して、立ち上がりなさいと言ったところは、私の中で特に印象深く残っていてその言葉に今も感動します。
また、人と比較することは私にもあることなのですが、その度にクリシュナの言葉を思い出し、今私がすべきことは何なのかという原点に立ち戻らせてくれます。
次回は、なぜ人は罪深い行いをしてしまうのか。という点について、紹介していきたいと思います。
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