こんにちは!
クラネヨガのMidoriです。
前回は、バガヴァッドギーターのあらすじをざっくりと(本当にざっくりと・・)お伝えしました。
アルジュナは戦場に行き、親戚や友人たちが戦争の相手として目の前に立っていることに呆然とし、「この戦いは意味があるのだろうか。たとえ彼らが私を殺そうとも、私は彼らを殺したくない。
自分の身内たちを殺して、どのように幸せになれるというのだろうか」とその状況に悲しむアルジュナに、クリシュナというアルジュナの相談役が語り始めます。
クリシュナは、「物事の全ては移り変わり、その変わりゆく性質は止めることができないと理解し受け入れることが必要だ」そして、「自分を殺すとか殺されるものとか、そう考えている人は真実を知らない。アートマン(真我・真実)は殺されもしなければ、殺されることもない」と言いました。
アートマンとは、”本当の私自身”を表しています。ヨガでは私たちの肉体と肉体に宿る”存在”は別のものと捉えていて、本当の私自身とはこの肉体に宿る”存在”という意味です。
武器で肉体は傷ついたとしても、この”存在”を傷つけることはできないないのです。
クリシュナは、この真実を理解することこそが、無知から生じる不安や恐れを解消すると教えてくれています。
初めてこの話を聞いた時は、意味が分からず混乱状態で、先生にたくさんの質問をしたのを覚えています。
また、物事の移り変わりを受け入れるというのは、日常の中でとても大切な考えだと思い、心にいつも留めていることです。
移り変わるからこそ大事にしたいこと、移り変わるからこそ悩みすぎなくても良いことがあるように感じています。
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