みなさまこんにちは^ ^
たかつきホーム🍀ホームアドバイザーの田原です。
空き家、または古い家について最近よく聞くようになった問題が、
性能のお話。
例えば耐震性についてざっくり検討してみると、
このように築年数によってそもそも基準が違うことで、
昔の家が今の家より丈夫だということは相対的には可能性が低いといえるかと思います。
では、こうした古い家、特に空き家は性能が低いから、今後住むに適さないと判断していいのかというと、これはとても危険な発想だと思うのです。
住宅の耐震性については年始の能登半島地震からも注目が集まるところですが、耐震性不足の家が崩れたことで、周辺住民の避難を阻害したという事例は、これまでの多くの震災で報告されている事例です。
要は、その人、家族だけを守るのであれば新築住宅の耐震性の保持でいいのですが、
まち、地域住民の安全を守るという視点に立つと、地域に点在する倒れるリスクのある家というのは危険因子となります。
全ての耐震性能不足の家の耐震性向上が理想ではあるものの、
我々市民の立場として出来ることがあるとすると、前回も述べたとおり、家を劣化させない≒性能を損なわないように維持するというプロセスは、まちの暮らしの質の向上に直接寄与すると言って過言ではないのです。
こちらのセカンドハウスでは勿論自治会にも加入し、交流活動も実施しています。
古材で縁側を作ってご満悦の様子。
古い自転車も、捨てたりせずにチューブを修理して再生したりしました。
お片付けの小田先生にご協力いただき、家族みんなで家事をシェアするワークショップ『みんカジ』も開催!!
たくさんのお子さんたちがきてくださって、みんなやる気になったら何でも出来るんだよ〜という事を教えてくれました!
みんなでご飯も一緒に食べて、本当に楽しい1日。
昔懐かしい雰囲気をもつ空き家だからこそ、
一周回って“新しい“魅力があり、そこに人々が集まってきます。
そしてそのエネルギーで、ただ古びていくだけだった空き家が、再生されていく可能性があると思うんです。
『隗より始めよ』
私たちは、私たちの思い描くステキな未来にいつかたくさんの共感が集まり、地域すべての家の耐震性の向上に繋がる予算が投入されるまで、
まずはコツコツと、今ある資源を守ることから始めています。
そんなステキが集まるこの空き家セカンドハウス。
私たちはここを“すてき庵“と呼んでいます。
ご興味があれば、いつでも誰でも、遊びに来てくださいね!
それでは、また来週お目にかかります。
みなさまの暮らしが、いつも豊かでステキなものでありますように🍀
たかつきホーム・株式会社高月工務店
電話 0820-52-1788
FAX 0820-52-4217