みなさまこんにちは^ ^
たかつきホーム🍀ホームアドバイザーの田原です。
さて、こちらの三省合同省エネ補助金について、
この度は断熱のジャンルに絞って解説してきましたが、
今回は最後の、経済産業省の補助金である、
こちらの内容に関して解説をしていきたいと思います。
今回の補助対象としては、
このような内容になっています。
この中ではエコキュートについてはみなさまよくご存じかと思います。
エネファームも、CMなどで耳にされたことがあるでしょうか。
とはいえ、はっきりとどういった機能なのかまでは分からない方もいらっしゃるかと思いますので、
今日は給湯器の種類について分類して解説し、
そのうえで、
・エネルギー消費量
・光熱費
という観点からも分析をしてみたいと思います。
給湯器を大まかに分類すると
・ガス給湯器
・石油給湯器
・電気温水器
に分類できます。それぞれの機種について少し掘り下げてみましょう。
【ガス給湯器】
ガス給湯器は、
・一般的なガス給湯器
・潜熱回収型給湯器(エコジョーズ)
の大きく二種類に分類できます。
何が違うかというと、
一般的なガス給湯器はこのように水の経路上に加熱部を単一で設けているのに対し、
エコジョーズはそこで逃した熱を再度加熱のために利用できる仕組みが構築されており、
一般的なガス給湯器に比べて15%ほどエネルギー消費量が少ないとされています。
より合理的に作られているということですね!
【石油給湯器】
着せ湯給湯器の場合も基本的にはガス給湯器と同じで一般的なものと潜熱回収型があり、
潜熱回収型給湯器のことをエコフィールと呼んでいます。
こちらも同じ仕組みですから、エコフィールの方が少ないエネルギー消費量でお湯が沸かせるということになりますね。
【電気温水器】
電気温水器の場合もエネルギー消費量の差で分類できます。
・一般的な電気温水器
・ヒートポンプ方式電気温水器(エコキュート)
という二種類に大きく分けるまでは同じものの、
エアコンなどにも利用されているこのヒートポンプは大変優秀であり、
なんと電気温水器の3倍、エネルギー消費量を67%も抑えることができる製品なんですね。
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3種類に総じて言えることは、それぞれが開発されてから相応の時期が経って普及してきた影響により、
一般的なものとエネルギー効率がいいものとの価格差が微差であること。
なのでランニングコストも含めて考えた場合、特別な理由がない場合は高効率型一択ということになりますので、
そこはまず抑えておいていただきたい情報ということになります。
そして、この中で今回の経産省の『給湯省エネ事業』での補助金受給の対象になるのが、
エコキュート
だけであるという事実もしっかり押さえておかなくてはなりません。
(補助額の少ない国交省の『こどもエコすまい支援事業)ではエコフィール・エコジョーズに関しては対象となります。)
このエコキュートに、他の最新の給湯機能付機器を加えたものが今回の補助金の対象となります。
理由は、そもそも最初のエネルギー消費量や光熱費で比較した場合に、
あまりにも差があり過ぎて比較にならないからですね。(電気温水器も実は一番環境負荷の高い機器だと覚えておいてください。)
エコフィールやエコジョーズで15%程度削減したのでは埋まらない十分な差がみて取れますので、この図一枚で十分かと思います。
それほどこの
ヒートポンプシステムが、如何に効率が良いかということがよく分かりますね!
そして、本補助金を活用してエコキュートに取り替えした場合の補助は5万円/台となります。
ヒートポンプのこと、いい面も悪い面ももっと知りたいという方へはこらち↓↓
今週は(も)長くなってしまったので、
住宅省エネ2023キャンペーン対象の次世代給湯システムについては来週解説していきたいと思います。
それでは、また来週お目にかかります。
みなさまの暮らしが、いつも豊かでステキなものでありますように🍀