こんにちは😃
現在新築工事中のお家も
はや内装ボード貼り完了
そろそろ仕上に入ります
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このお家の設計段階で
LDK空間に構造計画上
独立柱が1本追加必要になりました
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本当は無柱空間がご希望でしたが
「いざという時に命を守る家造り」
がポリシーのわが高月工務店です
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今回は
構造計画上の理由から
柱を一本入れることに
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まず設計として邪魔になりにくい位置検討
そしてお客様にご提案〜打合せしたところ
・柱サイズをひと回り大きくしてほしい
・単に柱があるのではなく意味を設ける
・ネットで調べられた参考事例のご提示
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こうしたご要望を踏まえ再検討した結果
最終的に出来上がったのが以下の写真↓
構造柱を利用し化粧格子に(壁との間は可動棚を設置)
柱は化粧材として注文したものですが
格子材は通常下地材として使われるものを使っています
(化粧材と下地材での金額差がかなり大きいためです)
ただ普通に注文しても
写真みたいに化粧のように使える材料はこないので
建材屋さんで山の中から選び抜かせてもらいました
※地元でよくしてくれる建材屋さんだからこそです
下地材でも良いのはすぐに見つかると思ってましたが
実際にはなかなか一長一短あって簡単ではありません
相当ひっくり返して立てて並べて比べるを繰り返して
結果的には10本必要なところを15本購入しました
その厳選した15本から大工さんが木の顔を見て
さらに厳選加工して美しい格子が出来上がりです
↑先の写真の反対側を撮影
無垢の木は調湿性能に優れている為乾燥収縮で動きます
お客様が暮らし始められると湿気たり乾燥したりします
そのときにこの細長い形状の無垢の木はより変形し易い
その将来的な変形防止のため中央に幅止めを入れてます
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単なる独立柱でなく格子にした意味付けは↓
(※独立柱も象徴的な空間シンボルになりえますが)
①LDKに入った際のアイストップに
↑この格子の向こうにテレビが置かれる予定
そのあたりの様子をいったん柔らかく隠す
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②キッチンダイニングとリビングの空間分け
↑格子向こうがリビング(+D)空間
こちら側がキッチンダイニング空間
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こうした手間ひまに
価値を見出す家造り
人の気持ちを入れる
真心こもった家造り
そんな家造りを希求してます
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ということで
今回はここまで
最後までご覧いただき
ありがとうございました😊