構造柱と化粧格子【川村のブログⅡ】 | たかつき通信・新築・リフォーム・不動産・耐震診断・耐震補強・古民家再生・太陽光発電、自社大工の株式会社高月工務店・山口県田布施町

たかつき通信・新築・リフォーム・不動産・耐震診断・耐震補強・古民家再生・太陽光発電、自社大工の株式会社高月工務店・山口県田布施町

建築志こと一級建築士の川村は【火曜日】更新!
ホームアドバイザー兼現場監督の田原は【木曜日】更新!
営業兼現場監督の水本は【土曜日】更新!
副社長の高月は【火、木、土以外】で更新!
社長の高月は【不定期】更新
のスタッフブログです。

こんにちは😃






現在新築工事中のお家も


はや内装ボード貼り完了


そろそろ仕上に入ります







このお家の設計段階で


LDK空間に構造計画上


独立柱が1本追加必要になりました





本当は無柱空間がご希望でしたが


「いざという時に命を守る家造り」


がポリシーのわが高月工務店です






今回は


構造計画上の理由から


柱を一本入れることに







まず設計として邪魔になりにくい位置検討



そしてお客様にご提案〜打合せしたところ



・柱サイズをひと回り大きくしてほしい


・単に柱があるのではなく意味を設ける


・ネットで調べられた参考事例のご提示






こうしたご要望を踏まえ再検討した結果



最終的に出来上がったのが以下の写真↓




構造柱を利用し化粧格子に(壁との間は可動棚を設置)

柱は化粧材として注文したものですが

格子材は通常下地材として使われるものを使っています

(化粧材と下地材での金額差がかなり大きいためです)




ただ普通に注文しても

写真みたいに化粧のように使える材料はこないので

建材屋さんで山の中から選び抜かせてもらいました

※地元でよくしてくれる建材屋さんだからこそです




下地材でも良いのはすぐに見つかると思ってましたが

実際にはなかなか一長一短あって簡単ではありません



相当ひっくり返して立てて並べて比べるを繰り返して

結果的には10本必要なところを15本購入しました



その厳選した15本から大工さんが木の顔を見て

さらに厳選加工して美しい格子が出来上がりです




↑先の写真の反対側を撮影

無垢の木は調湿性能に優れている為乾燥収縮で動きます


お客様が暮らし始められると湿気たり乾燥したりします


そのときにこの細長い形状の無垢の木はより変形し易い


その将来的な変形防止のため中央に幅止めを入れてます








単なる独立柱でなく格子にした意味付けは↓

(※独立柱も象徴的な空間シンボルになりえますが)




LDKに入った際のアイストップ

↑この格子の向こうにテレビが置かれる予定

 そのあたりの様子をいったん柔らかく隠す






キッチンダイニングとリビングの空間分け

↑格子向こうがリビング(+D)空間

 こちら側がキッチンダイニング空間























こうした手間ひま

価値を見出す家造り





人の気持ちを入れる

真心こもった家造り




そんな家造り希求してます  










ということで

今回はここまで



最後までご覧いただき

ありがとうございました😊