家の健康診断をしよう!〜住宅診断から何を読み取るか《田原のブログ》 | たかつき通信・新築・リフォーム・不動産・耐震診断・耐震補強・古民家再生・太陽光発電、自社大工の株式会社高月工務店・山口県田布施町

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みなさまこんにちは^ ^ たかつきホーム🍀ホームアドバイザーの田原です。


今週もお家の診断続けていきましょう!


今週は天井裏、床下編です。

天井裏や床下への侵入は、ホームインスペクションとしてはオプション扱いですが、簡易的な診断の場合を除き、基本的には入った方がいいですね。

家の中でも、問題がある箇所とない箇所があり、それが点検口から見える位置にあるといいですけど、そうでない場合は十分に想定できますからね。



今回はこのように、点検口から覗いた時点で雨漏りのような形跡がみられました。

しかも、屋根下地の野地板の、3枚ごとに生じているような様子…




よく見てみると、野地板の間から直接瓦が見えます。

屋根工事の際にはその下にルーフィングという防水シートを敷くのが通常ですが、こちらのお宅はそれがされていないようですね…

雨漏りの原因はほぼこれでしょう…





床下も、畳を上げて点検しました。


床下の湿気については、もう点検口を開けた時点で湿気の存在を強く感じるようなところもあります。

床下の土の湿り気やカビの発生状況からも湿気の存在量を感じる事ができます。

湿度計や木材の含水率計があると、より厳密な数字が得られますね!


こちらのお宅は木材の含水率が30%を若干上回る状況でしたが、防蟻処理を定期的に行なわれているなど、床の構造材は今のところ侵食などの影響はないことが確認できました。




***


といった感じで診断を終え、あとはユーザーの方と少しコミュニーケーションを図ってから帰ります。


診断終了の時点で気付いたことや気になった点などお話ししながら、


それがいつからなのか、

起因して何か起こらなかったか、


そういったことを雑談の中でお伺いしていきます。


そうすると、また別の角度で見えてくる事があるます。


そうしたヒアリングを終えたら、診断結果を解析するためのデスクワーク開始です。


いい家づくりの助けなるように、第三者の目線で客観的に解析をしてきます。




さて、来週はいよいよ今シリーズ最後になります。

このホームインスペクションを通して、我々ホームインスペクターがユーザーの方に何を伝えていくことがいい家づくりにつながるか、


私なりに解釈してご説明したいと思います。



それでは、また来週お目にかかります。 みなさまの暮らしが、いつも安全で快適なものでありますように🍀