みなさまこんにちは^ ^
たかつきホームホームアドバイザーの田原です。
長年リフォームに関わってきて、家に愛着を持って、少しでも長く大切に使われようとする方々のお役に立ちたい。
まだまだ使える家をゴミにしたくない。
…と思っています。
ハイテクな最新の新築住宅がそれはそれは綺麗でカッコイイのはその通りなんですが、
古い家も生かせばステキ✨✨なのです😍✨✨
ちょっと話が逸れましたが、災害多発時代を大切な住まいと共存できるように、
バランスよく考えていきましょう❣️✨✨
〜耐震性能の基準と構造計算の必要性〜 田原のブログ【木曜更新】
住まいの性能と災害リスクを検討する上で最も分かりやすいと言えるのは、
耐震性能と地震を伴う災害
だといえるでしょう。
この検討については、
名古屋大学の井戸田秀樹教授をはじめとする研究チームによって、耐震性と地震の大きさによる被害の程度が示されています。
ここから導かれるのは、倒壊しないとチャートで示される、
上部構造評点1.5
であり、これは新築住宅における耐震等級3相当であるといえます。
しかし…
木耐協(日本木造住宅耐震補強事業者協同組合)の調査した住宅の上部構造評点(※既存住宅の耐震診断によって算出される耐震性能の指標。1.0が建築基準法で定められるギリギリの性能と同等。:以下評点)では、2000年以前に建てられた家の評点の平均は1.0を下回り、1993年以前は倒壊する可能性が高い0.7を、1980年以前は0.5を下回る平均値となっています。
ま四角の平家建てとかなら評点1.5を目指すのもそこまで難しくはないですが、
家が大きくなればなる程その確保が難しくなるのも事実で、
それぞれの性能値に合わせて、自分の家の特性を理解して、地震に遭遇した場合にどうすれば良いかを理解しておきましょう。
【たかつきホームの耐震グレード分類】
グレードD : 評点0.7未満の住宅
グレードC : 評点0.7〜1.0未満の住宅
グレードB : 評点1.0〜1.5未満の住宅
グレードA : 評点1.5以上の住宅
地震の強度や耐震基準に関する詳しい解説はこちら↓↓
【グレードD : 評点0.7未満の家にお住まいの方】
震度5を超える地震において住宅の安全性が担保できません。出来るだけ早く住宅の耐震化を検討しましょう。
補強が叶わなかった場合、震度5を超える地震に遭遇した場合は家には戻れなくなる可能性があります。地震に遭遇した時には速やかに避難生活に入れるように、防災備蓄に取り組む、避難先を家族で共有しておくなどの検討をしておきましょう。
【グレードC : 評点0.7〜1.0未満の家にお住まいの方】
一定の耐震性能があり、地震に遭遇しても命が助かる可能性がありますが、震度6レベルの地震で家が倒壊するおそれがあります。防災備蓄や避難先の共有などの検討をして備えましょう。
ただし、震度5強を超える地震に遭遇した場合、家はその後使えなくなる可能性があることを理解し、その際は適切な処置を講じるまで家には戻らないようにしましょう。
【グレードB : 評点1.0〜1.5未満の家にお住まいの方】
大地震に遭遇しても命が助かる可能性が高い、一定の耐震性能を備えた住宅です。しかし、震度6以上の地震に遭遇すると、その後家が使えない程度の損壊を受ける可能性があります。
避難先から家に戻る前に、建築士による応急判定などで“安全“と示された場合には、その後またその住宅で生活を再開できるかもしれません。
【グレードA : 評点1.5以上の家にお住まいの方】
大地震に遭遇しても、家が損傷が少なく、継続して住み続けられる可能性がある耐震性能を有しているといえます。応急判定などを受け、“安全“と判定された後の生活再開が可能なため、在宅避難を想定した食料や設備の備蓄がとても有効になるでしょう。
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ということで、自分のお住まいの性能に合わせての防災への取り組みを並行して行なうことで、
今のお住まいとの上手なお付き合いの仕方は出来ると思っています。
自然から今後受ける影響は、予測が立たず未知数ですから、
予測できる家の性能と、地震の被害レベルを比較して、家の性能決定やや防災への取り組みを図っていきましょう。
これに含めて、
今は家が建っている場所においてでも、地盤の特性を測ることができます。
地盤と建物の揺れの周期が合致することで大きな被害を生む“共振“を防ぐために、こうした調査を受けた上で建物を計画的に補強する事もできます。
建物の性能向上は難しくとも、特性を掴んで備えることはできます。
厳しい風雨災害の多くなる夏場に向けて、可能な備えを講じて安心を手に入れましょう。
それでは、また来週お目にかかります。
みなさまの暮らしが、いつも安全で快適なものでありますように