大林宣彦監督ありがとうございました❗(23)「天国にいちばん近い島」 | てるてるの小屋

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第23弾は、

「天国にいちばん近い島」
1984年製作、森村桂さん原作の映画化です。
舞台はニューカレドニア、映画の大ヒットで日本人観光客が増加しブームとなってしまいました。
幼い頃父親(高橋幸宏)から「天国にいちばん近い島」の話を聞かされていた桂木万里(原田知世)さんは、父親が急死し葬儀の際その話を思い出し、母親(松尾嘉代)さんにニューカレドニアに行きたいと話します。
母親は無口でおとなしい性格の娘が初めて意思表示をしたことを喜び、冬休みの1週間のツアー旅行に送り出します。
島に到着すると、万里さんは単身ヌメアの街に飛び出し、自転車を借りて島を巡りますが、どうもこの島が父が話していた「天国にいちばん近い島」とは思えずがっかりします。
その途中の坂道でトラックから転げ落ちてきたココナッツの群れに巻き込まれ、万里さんは転倒しケガを負ってしまい、メガネも壊してしまいます。
運転していた若者(高柳良一)から日本語で話しかけられ、驚く万里さんでしたが、日系人であること以外は知ることなく別れてしまいました。
ツアーの現地添乗員の青山(小林稔侍)さんは自分勝手な行動を取る万里さんに怒りますが、万里さんは翌日もツアー中に声を掛けてきたガイドの深谷(峰岸徹)さんに付いていってしまいます。
深谷さんの案内で島内を回りますが、やはり違和感を感じる万里さん。深谷さんは日没の景色が見える丘に万里さんを案内し、太陽が沈む瞬間に緑の光が見えると幸せになると話しましたが、万里さんには見えませんでした。
夜カジノで大儲けしたふたりは、翌日セスナ機に乗ってイル・デ・パン島に渡りますが、ここでも万里さんのイメージには合いません。
翌日、万里さんは市場で若者と再会します。若者は日系3世のタロウさんと名乗り、万里さんの話を聞いてその島はウベア島ではないか?と語り、島に向かう船に乗せてあげます。
船は翌朝到着で、その日の午後の船で戻ればぎりぎり飛行機出発に間に合うと安堵する万里さんでしたが・・・。
 
原田知世さんが大林監督作品に2度目の主演となり、好演しています。
素敵な映画ですね。