「歩いても歩いても」 どこにでもありそうだけど良質な映画 | てるてるの小屋

てるてるの小屋

ベイスターズの大ファンです
映画と音楽とお散歩が大好きです☺️
思いつくままに、気ままにやってます

イメージ 1

ちょっと久しぶりになりましたが、ホームシアターです。
DVDで、「歩いても歩いても」を観ました。
この作品は、わたしにとって、ある意味画期的な作品です。

映画館から長い年月遠ざかって、映画もほとんど観なくなったわたしが、久しぶりに映画館に足を運んだのが、大林宣彦監督の「転校生 さよならあなた」。それから、また1年ぶりに映画館で観た作品が「西の魔女が死んだ」という作品。これは、原作を読んで、映画が観たくなって行ったもの。
その映画館の新宿武蔵野館が気に入って、次に観た作品がこの作品です。
どういう映画かも知らず、監督のことも何も分からず、真っ白な気持ちで観て、とても心地よかった映画でした。
その時の記事がこれ。すごくあっさり。


家族の風景。観ている人は、あれ、これうちの話?!と思えるようなお話。
こういう映画、いいよね。
この監督、誰?どんな作品作った人?原作読んでみたいな・・・。
ああ、映画っていいなあ。と思って、映画館から出てくるときの、心があったかくなって、おもわず「ありがとうございました」って、つぶやいてしまうような幸せな気分に浸りたくて、それから映画館通いが復活しました。

改めて観て、どこにでもありそうだけど良質な映画だと思います。ゴンチチの音楽がいい雰囲気を醸し出しています。

かっこよくて、ぎらぎらしている阿部寛さんも素敵ですが、この映画の主人公の見栄っ張りで、責任から逃げ腰で、妻の連れ子のあつし君との関係がうまく作れず、父親とのわだかまりがあって、ちょっとマザコン気味の良多さんを演じる阿部寛さんもいいなあと思いました。

原田芳雄さん、樹木希林さん、YOUさん、夏川結衣さん、見事でした。

あらためて、「ありがとうございました」の作品ですね。