2011年山登り③ 冬の屋久島宮之浦岳縦走の予定でした。。【中編】
冬の屋久島中編です。
2月11日(祝)朝目覚ましで起床。。。のつもりが4:00AMやん!!
予定では4時出発のはずが(゜д゜;)
前日夜に準備はしてたのでバタバタ荷物を積んで4:30出発!
高速をちょっと飛ばしてなんとか7:45のトッピーに滑り込みました(笑
ちなみにいかにも登山のかっこをしてるのはワタシだけ。。
2時間の船旅の間に、朝食・山登りの準備等々終わらせて9:45に宮之浦港に到着~。
また来たよ、屋久島!ただいま~!!
ターミナル前のバス停から10:00発白谷雲水峡行きのバスに乗り込む。
なぜか乗客はワタシひとりだけ(^▽^;)
30分くらいで白谷に着き登山届をおじちゃんに出して、山の状況などを聞いてみた。
「淀川方面は雪が深いけん生きて帰りたかったらやめとき♪バスも通行止めで紀元杉まで来とらんけんあんた帰れんバイ♪高塚まで行ってこっちに戻ってきんしゃい♪」(おじちゃんは博多弁ではありませんでしたが、ワタシにはこのように聞こえました^^;)
たしかに明日は風が強く雪の予報だが、できれば向こう側へ下りたい。。紀元杉まで行けばタクシー呼べばいいだろう。。と考えとりあえず出発!
この日は曇ってましたが雪は降っておらずまずまずのコンディション。しかし予想以上に雪が積もってます。しかも気温が0℃(汗)ということもあり、人がいない(´Д`)
白谷小屋でやっと数人のパーティに遭遇。ちょっとお話したら太鼓岩まで行って戻るということでした。ワタシが高塚に泊まりますと言ったらビックリしてました^^;
今回は初めての単独屋久島縦走、かつ冬山なのでかなり気合を入れてたんですが、だんだんと心細くなってきました(笑
白谷小屋を過ぎ、いよいよ雪が深くなってきたのでアイゼン装着。トレース跡はしっかりありましたので道に迷うことはありません。もののけの森や太鼓岩は先を急ぐためスルー。辻峠を越え楠川分かれに12:45到着。
ここで昼食を取りトロッコ道を進みます。1時間ほどで大株歩道入口に到着。ここから縄文杉を目指して登ります。
大株歩道入口では日帰り縄文杉トレッキングの帰りと思われる方が10人ほど。ガイドさんと話すと一人とすれ違ったとのこと。その方は高塚小屋に泊まるらしい。よかった一人じゃなかった!
大株歩道に入って30分ほどで先日倒れた翁杉(樹齢2,000年)を通りウィルソン株に到着。ここも独り占め(笑
前回ここに来た時は日帰り客でごったがえしてて山の中とは思えませんでしたから。
誰もいないウィルソン株を堪能して先を急ぎます。明るいうちに高塚小屋へ到着しないといけませんから。
途中で何組かの日帰り客とすれ違い、ガイドさんから気をつけてと言われます(^^ゞ
15:30すぎごろ大王杉に到着。その名の通り異風堂々とした屋久杉です。樹齢は約3,000年と言われています。縄文杉は2,000年代~7,200年と言われてますのでもしかしたら縄文杉より年上かもしれません。
昭和41年に縄文杉が発見されるまでは最大の屋久杉として君臨してましたから^^
大王杉は縄文杉に比べるとスッと伸びてる印象がします。近づいてみるとごつごつしてますけど。触ると樹皮は硬く鎧をまとっているような感じです。
しばし大王杉にパワーをもらい、夫婦杉を過ぎてしばらく進むと。。。
かすんだ先にデンと鎮座する縄文杉がっ!!
圧倒的な存在感の前に言葉が出ません。この雰囲気はなんだろう。五感を研ぎ澄まし全神経を集中して縄文杉と対峙する。
縄文杉の周りは静寂に包まれ、風の声が聞こえてくるような感覚。じっと見つめていると吸い込まれそうな感覚。耳を澄ますと何か話しかけてくれてるような感覚。
今この空間には僕と縄文杉の二人だけ。
人間の一生なんて縄文杉に比べたら大した長さじゃない。くよくよしてる暇なんてないぞ!
僕は「ありがとうございました。また来ます。」と呟きながら深々と頭を下げ縄文杉と別れた。
時計を見るとすでに5時。30分ほど縄文杉を見ていたことになります(^▽^;)
縄文杉を見るなら日帰りトレッキングより山小屋泊をオススメします(^-^)
日帰りはみなさんほぼ同じ時間に登り出しますので縄文杉デッキはあふれてます。多い時は一日1,000人もの人が縄文杉を目指すので、きつい思いをして登ったのに記念撮影してハイ終わりという割に合わない思いをしなければなりません。
さて、ここまではほぼ計画通りです(笑)
日もだいぶ落ちてきたので縄文杉と別れ高塚小屋へ急ぎます。高塚小屋までは10分ほどで行けるので完全にナメてました(;´Д`)
縄文杉のすぐ先に東屋(展望小屋)があります。ここまでは多くの方が来ますのでトレース跡はしっかりありました。ただ、ここでトレースが消えていて完全に迷ったと思われるトレースがあちこちに。。いくつかのトレースを行きますがズボッと腰まで埋まったり迷ったりグルグルしてしまってたと思います。ワタシは大事な鉄則を忘れてました。「迷ったと思ったら引き返す」
やっとの思いで縦走路らしいところへ出て安心して先を進みますが10分経っても高塚小屋が現れません(汗)
20分経っても現れず、急いでいたので見落としたかもと思い、こうなったら新高塚小屋まで行こう!と先に進みかけたとき見たことのある屋久杉が。。。
えっ、夫婦杉?夫婦杉???なんと逆走してました(涙)
時刻はすでに6時。全身の力が抜けて行くのが分かりました(・・;)
「落ち着け落ち着け」と言い聞かせ小休止し考えます。ここから縄文杉までは30分。高塚小屋までは40分。もし東屋でまた道が分からなかったら東屋でビバークすればいい。テントもあるし。
ヘッドランプを取りだし先へ進みます。東屋へ着いて重いザックをおろし入念にトレース跡を探します。
あったあったありました!ちょっと雪かさが高くなってて向こうが見えなかったんですね。トレースありました~(^O^)
トレース跡を進むとぼんやりと明りが見えるではありませんか!先客さんありがと~(涙)山の暗がりで明りが見えるってこんなにホッとするとは思いませんでした。
道標はほとんど雪に埋まってて、相当雪深いことが分かります。
やっとの思いで高塚小屋到着~♪先客にごあいさつして飯や飯や~(笑)
ご飯を1合炊いて炊き立てご飯の卵かけ♪それから中華スープ(レトルトですよ)にマルタイ棒ラーメン。よく食べました(笑)
千葉から単独で来てた彼と明日について話すと、観光情報センターに聞いたら高塚より向こうは危ないと言われたとのこと。彼は明日白谷に戻るらしい。ワタシも1時間余計に歩いたせいか疲れがひどく白谷へ戻ることにしました。
午後9時就寝zzz
書いてたら長くなったので続きはまた後日。。すみません(汗)
スノボへ
昨日の夕方から職場の気の合う仲間と(これ重要^^)瑞穂ハイランドへ滑りに行ってきました。
土曜日の昼は職場の同僚の結婚式があり、その後そのまま出発し現地泊。
今日の朝7時すぎから昼すぎまで、みっちり滑ってきました(^-^)
しかし結婚式はよかったなぁ~。40を過ぎると涙もろくなっていけません^^;;
最近は本どころかマンガ読んだり、歌を聞いても泣いちゃいますから。
しかし瑞穂は人が多かったです!朝7時すぎに着いたのに駐車場はたくさん、ゴンドラは長い列!!
まぁ、コースが広いので充分滑れましたけど^^
雪質はところどころアイスバーンになってますが、総じていい感じでした♪
普段、天山しか行かない身にとってはまさに天国(笑
今もうすでに膝とふくらはぎが痛いです。。
明日ちゃんと仕事できるかしら???
日曜の夜が一番憂鬱だ。おやすみなさいzzz
2011年山登り③ 冬の屋久島宮之浦岳縦走 の予定でした。。 【前編】
1月の3連休はくじゅうへ登ったので、2月の3連休はどこの冬山に登ろうかと考えていました。いつものごとく週間天気予報が出ないとなかなか決めれないんですが(笑
天気が良ければくじゅうを朝駆けしようかとも思ってましたが、週間天気を見ると北部九州は天気が悪そう。ならば南へ行けばいいぢゃん♪と短絡的に考えましたが、霧島は噴火で行けないので、いっそのこと屋久島まで南下するか!と、3日で行けるかスケジュールを調べました。
屋久島は2年前登山を始めてすぐのころ、無謀にも宮之浦縦走を敢行し、その魅力に一発でやられてしまいました。おとととしの夏です。で、去年も9月に縦走しました。このときは台風が来てるとも知らずに山に入り、まる2日新高塚小屋に足止めをくらい大変でしたが(汗。。
わたしの中では屋久島は極楽浄土の島です♪山だけではなく、海も人も温泉も空気もカメ(笑)もすべてがいい!屋久島の魅力を語り出すと時間がいくらあっても足りないのでまたの機会に。
この2回は有休を取り1週間ほどの日程だったんですが、今回は2泊3日!いろいろ調べました。
○当初の予定
1日目 : 4:00福岡出発 7:45鹿児島港発トッピー 9:45宮之浦港
10:00路線バス 10:36白谷雲水峡 入山
縄文杉を経て高塚小屋泊(行ければ新高塚小屋まで)
2日目 : 小屋出発 宮之浦岳~永田岳(ピストン)~黒味岳(ピストン)
淀川小屋泊
3日目 : 小屋出発 下山 10:30路線バスで安房へ バスを乗り継ぎ
縄文の宿まんてんで温泉 13:30トッピーで鹿児島へ
【費用】
高速往復2千円、ガス5千円、3日間の駐車場代4千円、
トッピー往復11千円、島内バス2千円、雑費5千円
合計29千円
今回は山のみに絞った我ながら完璧な計画♪と思ってました。このときは(笑
今回の目的は雪化粧の宮之浦岳や永田岳、そして縄文杉を見てパワーをもらい、写真もバッチリ撮る!です。
最初の縦走はデジイチも始めたばかりでよい写真はあまり撮れてなかったし、前回は台風で写真どころか身を守るのに必死でしたから(笑
ちなみに最初に行ったとき、宮之浦岳から見た永田岳はこんな感じでした。
今回はスカッと晴れた雪化粧の宮之浦岳や永田岳の写真をバッチリ撮るぞ!と意気込んでいたんでが、いやいやそうは問屋がおろしません。冬の屋久島は厳しかった。。
続きはまた後日。
2011年山登り② 大船山
難所ヶ滝で冬山デビューし、完全に調子に乗ってしまいその週末3連休に1泊2日でくじゅうへ登ってきました^^
まずは前回の反省点。
1、ゴアテックスの靴だけど長時間雪の中を歩くとしみ込んできて冷たい。
(もしかしたらしみこんでるのではなくて、気温が低くて冷たいだけかも)
2、ゴアテックスの手袋だけど歩いていると暑くて手に汗をかく。
そこで今回準備したのは、『ホッカイロ貼るタイプ靴下用』と『薄手の手袋』!
どちらもお手軽価格ですけど、効果はバツグンでした(笑
ホッカイロは予想以上に使えましたね。底に貼ってもしばらくすると足先が冷たくなってきたので、上にも貼って挟み撃ち♪ワタシの中では冬山の必需品になりました^^
午前中用事を済ませ、午後に福岡を出発し14:00吉部登山口到着。
14:30に登り始め16:00法華院温泉山荘到着。
最初は坊がつるでテン泊しようかとも思いましたが、冬山はまだ2回目だしどのくらい寒いか想像もつかなかったので今回は山荘に泊まることにしました。おかげで荷物は軽くて済みました^^
温泉でまったりし早めに就寝。翌日目が覚めて外を見るとやっぱり曇り。。。
ゆっくり朝食を食べて大船山へ向かいました。
晴れろ晴れろと呟きながら大船山中腹の見晴らしのよい所で小休止。空を見ると雲がものすごい速さで駆け抜けていってます。そしてところどころに晴れ間が^^
雲は残ってますが、山に太陽の陽が差し込んできました!思わず手を合わせて「ありがとう!!」と叫んじゃいました^^;;
もうしばらくここにいたかったんですが、今日の目的はここではないので先を急いで大船山へ。
そして今回の目的地はココ。山頂を少し下ったとこにある『御池』。
雪を掻きわけ池へ下ると完全に凍ってました♪
凍った池というのは気持ちいいですね~。うん、ここはイイ!
しばらくすると雲がでてきてあっという間にこんな感じになりました。
やっぱり山は太陽の陽が当たってるのがキレイですね。写真も光と影ができて変化が生まれます。
雲が出てきたので、お昼を食べて下山しました。
下る途中であまりに雪が気持ちよさそうだったので、ごろんと^^
これで2回目の冬山が終わったわけですが、「以外と登れるぢゃん♪」とまたまた調子に乗ってしまい、3回目の冬山へと続くのでした。。。 (2度あることは3度はありませんでした。。)
2011年山登り① 難所ヶ滝の氷爆
はじめまして♪
はたしてこれを見てくれる人がいるかどうかは分かりませんが、ブログを始めてみることにしました。
自分の山登りの記録という意味で書いていきたいと思います。
マイペースでぼちぼちと^^
今年は3回山に登ってますが、記録という意味で1回目から順に書いて行こうと思います。
『2011年1月7日 難所ヶ滝』
コース
10:30自宅~11:15昭和の森登山口~12:30難所ヶ滝
13:00難所ヶ滝~14:15登山口
この日は有休が取れたので、どこか近場の山に登りたいなと考え、今年一発目の山登りは冬山に慣れる意味で難所ヶ滝にしました。
山登りを始めてまだ2年くらいですが、今年はどうしても冬山にチャレンジしたく、6本爪のアイゼンも購入し準備だけは万端でした(笑
難所ヶ滝は地元福岡の名山・宝満山の途中にあります。昭和の森から登れば1時間ちょっとで滝まで行けるし、しかも寒いと滝が凍るので一度是非行ってみたいと思ってたところでした。
登山口駐車場からしばらくは車道を歩きます。だんだんと積雪の量が増えていき、登山道に入るころにはひざ丈ほどになってました!で、初おろしのアイゼンを装着し雪の感触を楽しみながら登っていきました。
アイゼンはモンベルの6本爪で、ワンタッチというか締めるとこがスノボのビンディングと同じ仕組みになってるやつなんですが、これが簡単に脱着できて都合がよかったです。脱着するのに面倒だとイライラしちゃいますから^^;
途中何人かの登山者とすれ違いましたがこの日は平日ということもあって少なかったです。週末の難所ヶ滝はすごい人出と聞いてますから。。
途中トレースを踏み外し、何度かももまで埋まりながら(笑)、1時間ちょいで難所ヶ滝に到着!!
今年の氷爆はすばらしいとの噂どおり、横になが~く見事に凍ってました♪
後ろを振り返ると、町並みも少し見えます。
ザックを滝のとこに置いて、ちょっと登ってみました。
ザック見えますかね?!
今回は往復3時間ほどのプチ山登りでしたが、冬山の楽しさを充分味わえた山行きだったな♪これでお調子者のワタシは完全に調子に乗ってしまい、今年2回目・3回目の冬山へと続くのでありました。。