縁ある君に。(マー君10歳の誕生日) | たかっさんのブログ 『縁ある君に』

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10月25日。

昨日は、長男マーの10歳の誕生日。

あれからもう10年。

今の生活があるのは、

マーのおかげ。


10年前、

どん底やった。


10年前の春。

メキシコから戻り、

再就職先を探そうとしたものの、

当時は就職超氷河期。

バイトをして必死で食いつないでいました。


その頃、

保育園の友人の紹介で、

嫁さんと知り合って。

デートの時は、

予算を決めて、

今日は、『2千円コース』と。


嫁さんとの待ち合わせは、

大阪阪和線の鳳駅。

大鳥大社のあるところの近くで。


3月頃、待ち合わせ場所にて。

いつもと嫁さんの様子が。

涙声で。

たかっさん『広末涼子。子供できたんやて』

嫁さん 『広末涼子だけちゃう・・・・』

嫁さん 『できちゃったみたい』

たかっさん  絶句。


将来、再就職が決まったら、

結婚しようと思ったけど、

順序が逆に。


そして、事件が。

泉北高速線、栂・美木多駅。

『餃子の王将』で昼ごはん食べようと、

車を近くの駐車場に。

その時、坂道で、こけて、

膝の皿を。

『パリン』というか、『パキ』

皿が割れる音が。


昔の古傷が悪化したのだろう。

救急車で運ばれ、即入院。

近大付属堺病院(旧泉北病院)に。

面接のある3日前に。

これで、再就職話はアウト。

無職状態に。


それよりももっと大切なことが。

結婚式が。

1か月後に。

動けないので、身重の嫁さんに。

結婚式の打ち合わせを。


絶体絶命。


結婚式に間に合わそうと、

必死にリハビリを。

そして、なんとか、

結婚式の1日前に。

退院。


結婚式当日、

松葉杖なので、

実家から、大阪市内の式場へ、

タクシーで。


式場の担当者『松葉杖姿の方は初めてです』

そりゃそうやろなあ(苦笑)


バージンロードは、

松葉杖をはずし、嫁さんにささえてもらい、

なんとか、牧師のもとへ。


結婚式終了後、

披露宴会場までのタクシーは、

小型タクシーで、

大型の僕は、膝を曲げるのが

めっちゃ痛かったわ。


新婚旅行は、

予算もなかったので、

伊勢志摩へ。

ホテルは賢島のホテル。

この先どうなるのやろかと不安が。


来月、

会社で安全祈願の参拝行事が、

場所は伊勢志摩!

僕は、ナビゲーターというか幹事で。

まさかこういう形で行くとは。

感慨深いなあ。


結婚式、新婚旅行に行ったものの、

お互いお金がなかったので、

当面は、それぞれの実家で。

別居状態。


そして、秋になり、

黒田官兵衛みたいに足を引きずりながら、

再就職探しを続行。

毎週、堺のハローワークに通っていました。

思い当たるところの人事部宛に、直接メールも。


やっと、再就職先が決まった!

そこが、今のところ。

まさか、また東証1部上場企業に、

復帰できるとは、

思わなかったわ。

おまけに、社宅がついているので、

助かった。

初出社は、11月より。


新居も決まり、

嫁さんを呼び寄せ、

やっと、新婚生活を。

そして10月25日に無事マーが誕生。


ある人が、

「赤ちゃんが生まれるときは、みんな、

『ガッツ石松』みたいな感じで

うまれるんやで(笑)」と。

マーも、

『ガッツ石松』でしたわ(笑)


それから、

毎日病院通い。

新生児室の真ん前で、

ガラスに顔を付けながら、

『ガッツ石松』を見ていました。


『今後やっていけるのやろか』

『どないしようか』

『うまく育てられるんやろか』

不安ばかりやったなあ。


嫁さんが、

『また、あの旦那さん、来てるわ。

って、看護婦さんたち言ってたで』


ちゃっかり看護婦さんにも、

チェックされてましたわ(笑)


その『ガッツ石松』誕生で、

運勢は好転。

やっと人並みに、生活を。


昨日は、家で、

誕生日パーティーを。

プレゼントは、3DS。

『着せ替え』ができるらしい。


その時マーが、ひとこと。

『産んでくれてありがとう』


思わず涙が。


マーには、

人並みの結婚式を。

人並みの生活を。

させてあげたいなあ。


今は、会社では、

労務担当なので、

ハローワークさんとよく連絡を。


就職する時の辛さ、

痛いほどわかるんで、

お役に立てればと、

いつも『本気』で。


来月は、安全祈願で、

新婚旅行でも訪れた伊勢に。

伊勢参拝。

役員や、労働組合幹部を、

お・も・て・な・し


昔、東京の宿屋大学という塾で、

勉強を。

宿屋大学とは、

宿屋=ホテルで、

お・も・て・な・しの技術を学ぶ所。

中谷先生などが講師。

そこで学んだ『技術』を

活かせたらなあと。


そして、10年後。

マーは、20歳。

成人式を。

その時、家族みんなで、

アルバムをみながら、

お酒を一杯飲みながら、

笑顔でふりかえろうと。


『マー君、生まれてきてくれてありがとう!』


ワクワク、ドキドキが続きます。