Anime 255 - ヤマトよ永遠に REBEL3199 【第一章 黒の侵略】 | 午前零時零分零秒に発信するアンチ文学

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■概要

 

時に西暦2207年。あのガミラス本星とイスカンダル星が消滅した事件から二年――。


突如、太陽系に謎の巨大物体〈グランドリバース〉が出現した。
地球防衛軍の善戦虚しく、幾重もの防衛網を易々と突破した〈グランドリバース〉は、悠然と地球の新首都へと降下したのである。

音も無く出現する降下兵の群れ。上陸する多脚戦車。瞬く間に首都は制圧されてゆく。もはや地球には抗う術はないのか――。

そのとき旧ヤマト艦隊クルーに極秘指令が下った。
「ヤマトへ集結せよ!!」

そこに聞こえてくる謎の歌声。「帰ってきた」と呟く謎の男。
果たして侵略者の驚くべき正体とは!?
人類の命運を賭けて、いま未踏の時空へと宇宙戦艦ヤマトの航海が始まる。

(公式ページより抜粋)

 

 

 

ブログのお休みを頂いたのは、ヤマトがあったから。

万全の状態で、鑑賞したかったんですよね。

 

前日が健康診断だったんですけど、これで結構疲れて、帰り道に「さん天」で食事を取る。後は、そのままアジトへ直行。「さん天」の様子は、後日アップするね。

 

その翌日…とうとうヤマト解禁だったんだけどね。

19日の10時45分に行く予定が寝過ごしてしまい、結局は11時にアジトを出た。11時30分にJR高槻駅に到着し、そこから大阪駅へ。

 

 

■大阪ステーションシティシネマ(大阪府大阪市北区)

 

 

地図では解りにくいんだけど、大阪駅を降りた後は、LUCUAへ向かう。

でも、2棟あるのよ。簡単にいうと、地図では右側のLUCUAね、方角では東側になるのかな? よく解んないけど。とにかくエレベーターが向かいにあるほうのLUCUAなのよ。

 

 

この時点で、丁度12時だったのよ。

ヤマトの影響なのか、既に人がいっぱい。

この乗り場が3Fだから、11Fまで行く訳よ。

 

よぉ~し、到着ぅ!

 

 

因みに、左側がチケット売り場ね。

それでも、席がいくつか埋まっていたんだよね。

オイラは、トイレに近い席を選んだんだよ。

 

で、早々と座席を確保できたので、その間は反対側のLUCUAへ入る。1Fのスタバで時間を潰した訳。ライトノートブレンドという浅煎り豆が売られていたんだけど、今回は見送り。ヤマトの上映時間が13時25分だったので、それに合わせる事にした。

 

12番だった。

 

 
こんなの貰っちゃいました。

 

 

■ヤマトよ永遠に REBEL3199【第一章 黒の侵略】

 

正直言って、少し疲れましたね。

 

とにかく冒頭の「これまでの宇宙戦艦ヤマト」が長すぎるのよ。

20分近くの尺を使ってんのよね。シリーズを全く知らない人へ配慮しているんだと思うけど、もう少し何とか成らなかったものかな?って思うのよ。

 

YOUTUBEでも配信されてんだから、映画館用として纏めてほしかった。

まるで、引き延ばしで誤魔化しているように見えたんだよ。

 

ストーリーも本当に訳わからん。

 

折角、安田賢司さんの尽力によって2205が持ち直したのに、今作では彼を採用しなかった。ヤマトナオミチさんによる演出ってどうよ?

 

「2202に戻ってんじゃないの?」って懸念がある。

 

結局のところ、何がなにやら解らんというか、伏線ばっかりばら撒いて終わったってところですね。「もう終わりなの?」って感じ。

 

福井晴敏さんがヤマトのオールドファンから支持されない理由が解る作品だね。

とにかくストーリーや意味不明な台詞が多すぎて「解りにくい」んだよね。

 

だから今回は、これから映画館へ行かれる人や、文句を言いたい人へ対して、少しでも助けに成れたらイイなと思って書く事にしました。

 

但し、これはあくまでも筆者の解釈なので、情報の正確さは保証しませんよ(笑)

 

 

■元ヤマト乗組員は、バラバラに配置転換されている

 

2205の「イスカンダル事変」でヤマトは副長官の芹沢虎鉄の命令を無視し、ガミラスとイスカンダルの救出に向かった。結果、ガミラス民族は救われたけど、イスカンダルは救えなかった。惑星も消滅した。

 

地球防衛軍としては、ヤマトの暴挙を見過ごす訳には行かず、藤堂長官はアスカやヒュウガの乗組員もろとも解雇。バラバラに配置転換したんだね。但し、これは反地球軍を欺く為であり、ヤマトは非常時に備えて小惑星イカロスに収納。真田志郎が面倒を見ていて、そこには古代守とスターシャの娘・サーシャ(澪)が。

 

 

■ボラー連邦「ボローズ総督」の台詞から解る火星軍

 

 

冒頭のシーンにボラー連邦の艦隊が登場する。緑色の肌を持った人種ね。

余談ですが、ボラー艦の中にベムラーゼ首相の額が飾られてるね。

 

 

そこで、ボローズ総督が地球人のことを劣等人種と蔑み「(火星で)座礁した我が軍の技術を盗んで星間国家に成りあがった」と言っている。

 

その地球軍から第11番惑星付近にいたボラー艦隊へ「退去せよ」という警告があった訳ね。ボローズ総督としては面白くも何ともないだろう。

 

つまり、地球からすれば、最初にコンタクトのあった異星人文明はガミラスじゃなかったということになる。天の川銀河を制覇していたボラー連邦だった訳よ。

 

では「なぜボラーは火星付近に居たのか?」という謎が残るんだけど、これは多分、一度は地球も侵略の視野に入ってたんだけど、あまりにも場所が辺境すぎて「どうでもいい」という判断が成されたんだろうと思われる。

 

その地球が軍事力を持った。

 

・・・・・・

 

ボラー連邦とは、天の川銀河を支配していた大星間国家だった訳よ。ところが、その勢力図は崩れ始めている。ガルマンガミラスが台頭してきたからだ。

 

2205【前章】の冒頭14分でも解る通り、星としての寿命を迎えた星間国家ガミラスは、移住可能な惑星を探していた。地球がその候補に挙がっていたので、攻撃を仕掛けてきた。

 

最初は、火星が標的になった訳よ。

 

その火星沖海戦ね。沖田宙将率いる地球艦隊がガミラスを相手に善戦出来たのは、沖田さん自身の戦略が功を奏したんだけれども、真のところではボラーの技術を盗んで建造された地球艦隊が更に改良し「ショックカノン」という武器を手に入れていたのが何よりも大きかった。

 

 

上の画像をご覧ください。先が3199の冒頭「ボラー連邦の艦隊が敵に対して砲撃している場面」で、後が「ガミラスを相手に地球艦隊が砲撃している場面」。共に緑色の光線が出ているんだけど、コレがボラーから盗んだ技術ね。因みに、ガミラス艦隊の主砲はピンク色の光線ね。で、ショックカノンも緑色なんだけど、どちらかというと太くて白っぽい緑って感じ。

 

ここで気づいたんだけど、今回の敵「デザリアム」の艦隊から発射される砲撃もガミラスのピンク色に似ている。次元潜航にしてもガミラスの最新技術かと思ったんだけど、本作でデザリアムの大型艦でも普通にやれているし。もしかしたら、何らかの関わりがあったのかも。

 

が、結局のところ地球は、ガミラスの科学力に屈した事になり壊滅の危機になる。

 

そこに、ガミラスとお隣の星・イスカンダルからの使者により技術供与を受ける。地球人類の希望となる「宇宙戦艦ヤマト」が誕生という話ね。その肝というべき波動エネルギーは、これまでの人類の常識を破る技術が結集されていたんだよね。ショックカノンは、ヤマトの主砲に装備され、白色の光線を放つように改良される。これがイスカンダルの技術ね。

 

更に、ヤマトに乗艦した地球の技術者・真田志郎により波動エネルギーそのものを武器に転用した次元波動爆縮放射器…通称「波動砲」を開発。その結果…

 

ヤマトは1隻でガミラスを破ったんだけど、彼らの星が寿命を迎えているまでは知らなかった。そこに共通の敵ガトランティスが現れ、結局のところ、ガミラスと和解。地球はヤマトの犠牲とガミラスの協力により、ガトランティス戦役を終えた。

 

一方のガミラスは、地球を諦めた後、更なる移住可能な星を探しに長い航海に出たんだけど、そこでガルマン星をいう資源惑星を見つける。しかし、そこにはボラー連邦の支配下となっており、ガルマン民族は強制労働させられていた。

 

ガミラスの指導者デスラーは、ボラーのボローズ総督に「ガルマン星を譲ってくれたなら、今後はいかなる協力も惜しまない」と交渉を持ち掛けるも決裂。本土決戦となり、デスラー艦隊は惑星に巣くっていたボラー艦隊を駆逐。ガミラス星からガルマン星への移民計画は始まる。というのが大まかな流れ。

 

・・・・・・

 

しかし、細かいところまで言わせると…

地球も一枚岩じゃなかったのよね。

 

 

■地球防衛軍への反乱分子

 

ヤマトの活躍によって地球は二度も救われたんだけど、一方で面白くないのが火星サイド(マーズノイド)の人たちなのよ。人類は科学の発展により、火星で生まれ育った人たちも居るんだよね。でも、いつの時代にも人種差別はあるんだよね。

 

 

画像は、2199時点の山本玲(あきら)ね。2205ではヤマト航空隊を任されていた。特徴としては、白い髪に赤い目をしている。これがマーズノイドの特徴ね。航空隊には山本明という兄が居たんだけど、ガミラス戦役で戦死するんだよ。

 

だから玲自身、ガミラスに対して凄い嫌悪感を持っていたんだけど、地球に対しても快く思ってなかったのよ。まあ、彼女の場合は、ヤマトの一員としてイスカンダルへの旅を経験できたおかげで、少しは穏やかになったんだけどね。

 

しかし、他の火星軍はそうじゃない。

 

「戦争が起きる度に、我々マーズノイドは地球の盾にされてしまう」という訳よ。だから、地球防衛軍に対して決して快く思っている訳なく、中には壊滅させてほしいと思っている人間も居るって訳よね。それが3199の冒頭で解るのよ。

 

藤堂長官の向かいに立っている女士官ね。

表向きには「長官の妹」いうことになっている。

しかし、風貌からみて似てもにつかない。

 

実は、この女…マーズノイド説があるんだよ。行動が、敵を手引きしていそうな感じに取れるし。もしかしたら、そのように見せているだけなのかも知れない。

 

 

その上で、下の動画をご覧になれば、藤堂長官の言葉の意味が解るんだよ。

 

 

「オペレーションDAD発動だ!」これは、これから地球に攻めてくる高度な機械文明を持った異星人「デザリアム」に対する防衛ミッションなんだけど、それだけじゃないんだ。地球の火星軍に対しても向けられている訳よ。

 

「敵はデザリアムだけではない」というのは、言うまでもなく地球の反対勢力の事よね。マーズノイドは勿論なんだけど、もうひとつあるんだよね。

 

 

■南部重工

 

謎の敵「デザリアム」から地球侵攻してくるという情報は既に掴んでいた。

地球の軍事経済に多大な影響力を持っているひとつが「南部重工」という大企業。

 

そのトップである南部康造は、地球防衛軍の藤堂長官がデザリアム対策としてオペレーションDADを計画しているのを知っていた。

 

が、どうやっても地球の技術を結集したところで敵う相手じゃない。更に、火星軍は今にも反旗を翻そうとしている。そこで、デザリアムを利用しようと考える。

 

地球軍の防衛システムにバグを仕掛けたのは南部康造だと判る。

デザリアムにはあっさりと制圧を許したんだけど、これは彼らの物質文明が優れていたというよりも、地球艦隊がバグによって全く機能しなかったほうが大きい。

 

つまり、地球防衛軍は一枚岩ではなく、火星軍と南部重工が邪魔をしている。

その上で国賓みたいに「デザリアム様いらっしゃい」な展開になる。

 

元ヤマト(及びアスカ)乗組員の南部康雄は、もともと父親・康造とはソリが合わなかったんだけど、今回の陰謀によって益々嫌悪感を抱くようになる訳よ。

 

冒頭の5分で、彼の無念さを物語っている。

 

 

■デザリアムとは何者か?

 

視聴者が最も知りたいのは、ココじゃないのかな?

 

YOUTUBEでは考察をしている人たちが少なからずいるんだよね。お高い公式資料も購入されていたり、ブレーレイを手に入れられていたりするんだけど、いずれも時間断層を放棄しなかった地球人類の末裔だという解釈をされてる。

 

つまり、2202の最後、国民投票で「古代進と森雪を救出するのか?」あるいは「救出することなく時間断層の存続を願うのか?」になる訳だけれども…

 

本筋では、時間断層を放棄して古代進と森雪を救出した。

その結果、地球は軍拡路線から身を退いた事を意味する。

 

が、もしも「時間断層の存続」を取っていた場合はどうなるのか?

当然ながら、ヤマトは存在せず、古代も雪も地球に戻って来なかった。

 

念の為…

 

時間断層というのは、イスカンダルの技術「コスモリバース」(人や物の記憶によって惑星などを再生させる技術)による副産物で、そこの(時間断層と呼ばれる異空間)の中では、現実世界よりも時間の流れが10倍になる。

 

つまり、時間断層内での10年は、現実世界では僅か1年分にあたる。

 

この仕組みを利用したのが地球の軍拡路線なのよ。

時間断層内で戦艦や空母を量産し、それを外に出す訳ね。

 

アンドロメダタイプも含めて、とにかく「数」「数」「数」を量産する。

同盟関係を築いていたガミラスも権利者となる地球に時間断層の使用許可を貰っているので、ガミラス版アンドロメダ(ガミドロメダ)とか建造されてんだよね。

 

時間断層により、地球の復興は10倍のスピードで進んだ訳よ。

 

おいしい話だと思わないかい?

 

YOUTUBERさん達から言わせれば…

 

デザリアム人とは、先の国民投票で時間断層を放棄しなかった(古代と雪を救わなかった)側で進行した地球人の末裔という予想を立てておられる。

 

可能性は非常に高いと思うんだけど、福井さんのやる事だから、そう簡単には行かないんじゃないかな?

 

「なぜそう思ったのか?」といえば、まことデザリアム軍が時間断層を放棄しなかった地球人の末裔なら、わざわざ南部重工の力なんて借りなくても、単独で侵略できた筈だよね。でも、実際は地球側の内紛によって達成できた訳よ。

 

となれば、デザリアムは地球軍の「ある力を恐れている」となる。前作までご覧になられた人なら、もう解るだろう。

 

波動エネルギーだよ。それがデザリアムの弱点ね。だから、地球の好物組成が波動エネルギーに弱いなんて聞いた事がない。

 

デザリアムからすれば、イスカンダルから技術供与された波動エネルギーだけは防ぎようが無かったんだよね。従って、反地球軍からすれば侵略に支援する為にも、防衛軍のシステムにバグを仕掛ける必要があった訳よ。

 

 

■旧作の流れを踏襲しているなら

 

とにかく、風貌が2205の時と違っているのよ。

2205ではデーダーやメルダーズ共々機械化人のような外観だった。

 

 

その一方で、本作3199では地球人とあんまり変わらない。

中には、下の人たちみたいに肌の色が違うのも居るけど…

 

 

但し…

 

雰囲気的には、どう見ても生気を感じられないんだよね。

アルフォンにしてもイジドールにしても、よく造られた人形みたいな印象。

ランベルなんて、いかにも非人間的にみえる。何しろ目が恐いよね。「その仮面の中に、おぞましい本体が隠れてんじゃないの?」と邪推してしまう。

 

更に序盤の時点で、旧作のラスボスだった聖総統と側近のサーダ(唯一の女性)まで登場しますよ。でも、両方とも地球人と同じく肌色の皮膚をしている。

 

これらの考察からして…

 

デザリアムの設定って、旧作と同じと思うんだよね。

 

未来の地球人なんかではなく、そう思わせるように「嘘をつく」というやつね。

じゃあ、何の為に地球へやって来たのかというと、恐らく昔の自分達に戻りたかったんじゃないかな。機械文明に溺れる前に自分達にだよ。

 

旧作では、脳みそさえあれば、後は機械で何でもやれるようになった。

だけど、生命としては段々と退化していって、もはや生きる事自体が末期だった。

その兆候として「既に人の心を失っている」になり、何世代も進化(退化)を続けているうちに「愛」の何たるかも解らなくなっているんじゃないかと思うね。

 

それ故に肉体が欲しかったんだけど、先に目をつけたのが「記憶の宝庫」だったイスカンダルだった。コスモリバースが欲しかった訳よ。自分達の先祖の記憶を辿り、そこから本来の肉体を再生させる。

 

でも、それが叶わなくなった今…コスモリバースの恩恵を受けた地球が第二の標的になった。で、狙われたのが、その象徴である「銀河」だったってオチね。

 

では、2205の最後にある伏線…ゴルバに捉えられたアンドロメダ級の戦艦ね。アレは一体何なのか?

 

同艦に印字されている番号が未来の年号になっている訳よ。しかも、艦隻番号まで桁外れで、まるで時間断層の内部で建造されたように見せている。

 

多分、これは嘘だろう。

 

 旧作ヤマトⅢの「惑星ファンタム」と同じだ。地球人からは、地球に馴染みの深い光景に見える。それがデザリアムの技術なんだろう。あの時は、ゴルバがコスモハウンドを捕獲する予定だった。

 

そして、「捕獲した」という前提のもと、内部に地球のアンドロイドメダ級を何隻も捕獲している嘘の情報というか(まやかし)を見せて乗組員を降伏させようとしていたんだろうね。

 

でも、波動掘削弾のみを掴ませてゴルバの内部を爆破。イスカンダルの爆発によってゴルバは消滅した。その破片から、真田さんがデザリアムの脅威を知ったんだったね。

 

第一、おかしいではないか。

 

ゴルバの中にあるアンドロメダ級「製造が西暦2339年で艦隻番号9207」になっている。考えてもみるがいい。ストーリーの舞台が2205年で既にアンドロメダ級は建造されている訳よ。2339年といえば、そこから最低でも134年も経過している事になるんだよ。

 

本当に未来の地球人が彼らだとすれば「100年以上も経過しているのに、何で地球はアンドロメダなんていう古い戦艦なんて作っているのか?」と思う。もっと、時代の先を行った兵器が作られていると思うほうが自然だろうさ。

 

だから此の謎は、後の章で、ガルマンガミラスの科学者がゴルバの破片を調べているという場面も出てくると思う。内部に捕獲されてるのはガミラス艦が数隻なんて(まやかし)になる可能性が極めて高いと思う。ガミラス人にとっては、そのほうが馴染み深い光景になるからね。

 

すると、デザリアム軍が地球の古典音楽を聴いていたという謎も解ってくる。あれは地球人のフィルターを介しているから「そのように聴こえただけ」になる。全部「嘘」で地球人を騙して降伏させる為に仕組まれた事。

 

とにもかくにも

 

未来の地球人説なんて、そんなの認めてしまえばヤマトの世界観じゃ無くなってしまうよ。第一章で聖総統が地球に来てくれたおかげで、今後のストーリーとしては、物凄く期待してイイんじゃないかな?と思う。奴らの本星がファンタムなのかも知れない。

 

 

■グランドリバースとは?

 

これも、旧作の重核子爆弾と同じ類いの兵器だろうね。全地球人類の脳細胞を一瞬で破壊するか、或いは、太陽を破壊するものかも知れない。いずれ解る。

 

 

■【第一章 黒の侵略】で作者が言いたかった事は?

 

これはもう現代社会が抱える闇「人間の愚かさ」以外ないよね。

本来なら、絶対的な力を持つ悪に対しても、決して屈することなく全員で力を結集して立ち向かわないといけないのに、現実はそうじゃない。

 

人を平気で裏切ったり、ただひたすら精神の安寧を願うばかりに新興宗教にとりつかれて大事なものを失ったり、または、自分達だけが助かりたいが為に力を持つ者へ寝返ったり。その結果…

 

「人間ってこんなにも支配されやすいんだな」というところにメスを入れている。

だから、他の「◎◎軍がどうの」とか、時間断層がどうのとか、そういった細々したところは濁していても、上記のような「肝」だけは解るように描写されている。

 

「落ち着いてください。彼らは敵ではありません」

街頭TVからのアナウンス。思わず、ゾッとしたよ。

 

ということで…

 

「第二章 赤日の出撃」に期待!

11月22日に上映決定、オイラも休業決定!

 

 

願わくば、新しいエンディング曲を作ってほしいんだよね。

「愛は今も光(平原綾香)」のような琴線にふれる歌ね。