■概要
東京都高度育成高等学校、それは進学率・就職率100%を誇り、毎月10万円の金銭に相当するポイントが支給される夢のような学校。しかし、その内実は一部の成績優秀者のみが好待遇を受けられる実力至上主義の学校であった。3学期を迎え、DクラスからCクラスに昇格した綾小路たちは、林間学校へと向かう。そこで実施されるのは「混合合宿」と呼ばれる全学年合同で行われる特別試験。その名の通り、男女別に分かれ、必ず複数のクラスが混合するグループをいくつか作り、そのグループ単位で採点される試験である。これまで敵として争っていた他のクラスの生徒たちとも協力しなければ、高得点を得ることができない状況、そして何よりボーダーラインに届かなかったグループからは退学者が出るというルールに慄く一同。波乱を呼ぶ激動の3学期が今、幕を開ける! ©衣笠彰梧・KADOKAWA刊/ようこそ実力至上主義の教室へ3製作委員会
よう実も第3期に入ったんだねえ。
第1期があまりにも新鮮でファンになったんだけど、面白さは依然継続している。
世間とは隔絶された学園内でのサバイバル生活というやつだ。勝者には天国が、敗者には地獄がそれぞれ待っているんだけど、そう簡単には物事が進まない。
一体どんな感じの話なのかといえば、全ては頭脳戦。嘘をついて相手をダマすことなんて日常茶判事。仲間だと思っていた奴が実は敵だったり、善人を絵に描いたような子が実は腹黒の極みだったり。全ては自分が勝つ為に他人を蹴落としていくというゲームの様子を描かれている。
そうだなあ。
昔、「ライアーゲーム」というドラマがあったんだけど、アレに似ている。
まあ、お人好しで世間知らずの主人公や天才詐欺師様は登場しないけどねえ。
■登場人物
■第3期の特徴
前期までの成績が称えられ、落ちこぼれのDクラスがCクラスに昇格したところから物語は始まる。一方で、龍園を筆頭にした悪名高きCクラスはDクラスに降格。
全く尻尾を出さなかった綾小路が本性を見せ始めたのも前期だった。
あくまでも綾小路自身は平凡で冴えない男子を演じている。そして、裏から優等生の堀北鈴音を操っている。要するに「自分はAクラスへの昇格などの評価なんて全く興味がなく、平穏な学園生活を送れたらそれでいい」と考えているんだ。邪魔をする者に対しては、手を汚さずに始末する。
「優等生だろうが、いけ好かない奴であろうが、悪人だろうが利用価値のある者は、何だって利用する」これが彼の美学。
第2期では、堀北の他にも、自分のことを「気持ち悪い」と嫌っていた軽井沢恵に対しても弱みを握り、当時のCクラスの生徒から虐められていたところを助けた訳だ。んで、そのイジメていた生徒の弱みまで握り、利用していたのだ。
これによって、メインヒロインとして堀北よりも軽井沢のほうが目立つようになる。お互いに利害関係が一致しているせいか、あれだけ嫌っていたのに彼氏だった平田と別れて、綾小路に好意を寄せる。
…という経緯があったんだけど。
第3期に入ってから、早くも試練が出てくる。
「各クラスの中から、退学してほしい生徒1人を投票で決める」というものだ。
ある生徒は「そんなバカげた事を何とか阻止できないのか?」と考えたり、他の生徒は「自分が助かりたいから、ひとまずグループを組んで」と考えたり。それは何もクラス内のことで完結するとは限らない。他のクラスと裏で繋がっていたり「ルール上は何でもアリ」の世界。それでも…
必ず退学者が出る。
■感想
相変わらず毎回ミステリ要素満載でハラハラドキドキの話が発信されているんだけど、第3期まで観てて、ふと思ったことがあるのよ。
よう実って「登場人物の中で誰か死んだ人いたっけ?」ってな。
ずっと回想していたんだけど、やっぱ思い浮かばないんだよねえ。
だから…
もしも、死んだ人を知っているって人が居るのなら是非教えてほしいんだよね。
ああ、それと…
OPとEDテーマのビジュアルが面白い。何と、あのAクラスのラスボス・坂柳有栖がフィーチャーされているのである。ということは、これは意外にも、堀北、軽井沢、一之瀬、に続く…第4のヒロインになるという事か? 一方で第8話以降、どうやら前回の敵だった龍園が綾小路の配下に入りそうだ。
昨日の敵は今日の味方という訳か。
まあ、綾小路にしてみれば「龍園は利用価値がある」と思っているのだろう。プロフィール見て気付いたんだけど、この2人って生年月日が同じだったんだねえ。知らんかった。
因みに、オイラは原作を読んでおりません。
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