Spa 040 - 七釜温泉 ゆ~らく館 | 午前零時零分零秒に発信するアンチ文学

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時事問題から思想哲学に至るまで、世間という名の幻想に隠れた真実に迫る事を目的とする!

今回は兵庫県の中でも大阪市内から最も遠い地域の温泉。

といっても、今は高速道路が整備されているのでさほど遠く感じないかも知れない。中国自動車道から吉川JCTを経由して舞鶴若狭自動車道を北上。

まずは、福知山ICを出てすぐの場所にある「福知山温泉 養老の湯」。ここは、料亭をぶっ壊して作った施設なので館内は重厚な雰囲気がある。特徴は何といっても広々とした庭園露天風呂だ。

福知山温泉 養老の湯
(福知山温泉 養老の湯「露天風呂」)

画像は、その一番高い場所にある大浴槽だが、お湯が若干黄土色に濁っているので、いかにも温泉に来たという気分にはなれる。利用客が多いので、その分消毒も強めにされている。


宿泊施設「やまびこ」に併設の「但東シルク温泉館」は、八角形をしたモンゴルの移動式住居をイメージしたユニークな外観だ。浴場は「山の湯」と「花の湯」があり、男女入れ替え制。ヌルヌルした美肌の湯、花の湯の露天風呂に第二源泉を導入した「源泉風呂」あり。

但東シルク温泉館
(但東シルク温泉館「源泉風呂」)

どうやら一人用のようですね。
ほぼ水に近い温さなので個人的には好みだ。


シルク温泉と同タイプの温泉を味わえるのが「たんたん温泉 福寿の湯」。大きくはないが、かなりお金をかけて建てたのだろうなと思われる。雑誌掲載される前にネットで情報を得ていたので、新規の時に訪問した。その時、現地でカタログを貰ったのだが、どうやらここの電気は太陽光と風力を利用しているとの事。建物の屋根と駐車場に発電設備が導入されている。更に、ボイラーの排熱を床暖房に利用したりして、とにかくエコをアピールされている。


道の駅「但馬楽座」に併設の「やぶ温泉 但馬楽座」もまたヌルヌル温泉が味わえる。但し、利用客は多い。地下にも浴槽あり、ここで購入できるタオルはお気に入り。大正ロマンを思わせる「但馬楽座」の文字がプリントされている。


香美町の「村岡温泉」は民営の小じんまりした建物だが、大理石のゆったりした浴槽がいい。無色透明のアルカリ性単純温泉、塩素臭くないのも好材料。


七釜温泉 ゆ~らく館

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源泉名七釜第3号源泉
源泉湧出量420L/m
源泉温度51.3度
泉 質Na・Ca-SO4泉(低張性-中性-高温泉) - Ph7.42
公式サイト等七釜温泉 源泉かけ流し日帰り温泉 ゆ~らく館


ここの温泉は、浜坂温泉郷の中でも群を抜いている。

何しろ、最初に開湯したのが同所の前身「七釜温泉公衆浴場」。大人が3人くらい入れそうな大きな釜風呂に溢れんばかりの源泉が注がれ、黄色く濁っていた。

この共同湯が取り壊されて、2005年に新たに建設されたのが今回の「七釜温泉 ゆ~らく館」である。駐車場完備、スーパー銭湯風の建物になっていたのであまり期待してなかったんだが、まんまと裏切られた。

浴場は、今風ながらも緑を背にした落ち着いた雰囲気がある。
内風呂の浴槽は広々としているし、中には黄色い濁り湯。

露天風呂には、共同湯時代の大釜風呂もちゃんと残してある。
改めて入ってみるとやはり年季を感じさせる。

七釜温泉 ゆ~らく館
(七釜温泉 ゆ~らく館「露天風呂」)

見にくいかも知れんが、大釜風呂は写真の奥側。
手前側は岩風呂になっている。

お湯を塩素消毒していないところがいい。一度60度以上に加温することで消毒しているという。後は熱交換で温度調整。金気と塩っ気が残る。

お湯重視の人向けですね。

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