昨日の某事務所の会見、1人一問一答、更問無しという謎ルールでしたね...

真摯に答える態度を見せつつ、ギリギリで自身の安全圏で会見を進行するという残念なものでした。


しかも、更問をしようとした記者に対して”途中で大人なんだからルールを守りましょうよ?“みたいな事務所側からの言葉の投げ掛けに、会場の報道・メディア関係者から拍手が起きるという「嗚呼、どこまで行っても報道・メディアは事務所側との利害関係者なんだなあ。被害者側への意識は無いんだな...」と。


本件の根本問題について追求出来ていなかったという反省のコメントを出しているメディアの人間が、もし拍手している側の中に存在していたとしたら『全然反省して無いよね?あの反省の弁、嘘なんですね?』と言いたい。


今回の縛りね、独裁国家が政府記者会見でやる手法とほぼ同じじゃないかと。日本も菅元総理が官房長官時代にこの形式をやり始めてから、権力側が深く追求されないシステムとして出来上がってしまった感がある。


とボヤいてみました。


さあ、先月は企画・運営を任された町内会の敬老会も、余興、菓子折りの和菓子の調達、市への助成申請や実施報告まで無事に終わったので、ようやく撮影やらライブやら活動量を増やせそうです。


まずは、先月のコンサートに行った手嶌葵さんの歌声、荒んだ心に染み渡り過ぎて、ライブCDをここ1か月ずっと聴きながら、先日撮影したコンテンポラリーダンスの画像を今日は編集するぞっ!(自分への誓い)

ふと、頭を過ったので備忘録として記す。



2017年、内閣府の防災サイトから朝鮮人虐殺の記述が消された。


時を同じくして、例年東京都知事から出ていた追悼文が小池都知事より出されなくなる。


ここを繋ぐものとして考えられるのは、恐らく日本会議だろう。


隙あらば日本の歴史を書き換えよう、都合の悪いものは無かった事にしよう。そんな歴史修正主義者達の思惑が透けて見える。

ジャニーズ事務所の問題然り、先日のABEMAで流れた橋下徹&東国原英夫の「福島県産品とかホタテを日本に来る中国人に食べさせればいい」と嘲笑をもって話していたり、関東大震災発生後に起きた朝鮮人虐殺を承知していないと会見で発言した内閣官房長官。


これ、まとめた形で世界に発信したら『日本』の人権意識がいかに杜撰で劣化しているか、特に一定の権力を持つ人間、声の大きい人間に多く存在しているかを認知されるであろう。


日本のステイタスを下げる事を平気でやっている人間が、度々「日本を貶めるのか!」と言っている人間と同一なのがカオスである。



橋下徹&東国原英夫の発言で問題なのは、中国の方々に対してフォーカスしているが、同様の対応を今後とるであろう海外の国の人々も対象とみなしている事、そしてその人の属性(国)で差別しようとしている事。

また、入国した際には『ペナルティ的に』福島県産品を食べさせるべきだと発言している事。これ、無意識に福島県産品への差別まで助長しているんですよ。悪質です。

どちらも府や県の元知事というのが絶望的です。それを疑問無く流すABEMAもどうかと思う。



また、松野官房長官の朝鮮人虐殺の件を承知していない旨の発言は、関東大震災後に警察や国が調査した資料が存在している事は半ば周知されているにも関わらず、見識を疑うし、内閣官房長官の発言とは内閣として一致した認識という発言になる。

案の定、ALPS処理水を汚染水と書くと国の発表と違う!と指摘してくるのと同じように「朝鮮人虐殺は無かったんだ。官房長官が承知していないと言ってるぞ!」と意図的か無知か、そんな輩が散見し始めた。



人権問題、そして国を挙げての歴史修正開始と、この国、底が抜け始めている。戦前の大日本帝国時代と同じニオイが政府から出始めているし、隠そうともしていない。