今回の参院選、費用換算で一票当り570万円になるそうです。

あっ!前回までの過去30年の国政選挙の平均投票率、47都道府県でワースト5の43位…の宮城県在住、タカです。こんばんは。

今回の参院選、選挙区の投票率
全国…48.80%
宮城県…51.17%

全国でみると投票した人の方がマイノリティーって…
一票570万円の権利を行使しなかった人の何と多いことでしょう…
議員の存在って、自分の生活に影響する事なのに軽くなっているんでしょうかね…


さ~て、宮城選挙区結果。
石垣のりこ候補・474,692票(当選)
愛知    治郎候補・465,194票
その得票差…9498票

自民党が強いとされていた郡部の沿岸部・内陸部、仙台市宮城野区と若林区で、前回の参院選の時より、野党統一候補との差が思ったいた程開かず、

登米市、栗原市、大崎市といった、農業・畜産が盛んな地域で与党候補が票を取りこぼす。

そこに無党派層の大票田である、仙台市青葉区、太白区、泉区で野党統一候補が突き放して当選する。

そんな状況。


愛知さんの敗因は何だったのか?

・ほとんど地元宮城で拝見する事が無く、在任中、どんな事をやっているかがよく伝わらず、有権者にとって身近に感じる機会が無かった。

・選挙期間中、応援演説に来る方々が多過ぎて、有権者との距離を詰める機会を失った。

・街頭演説で、総理が相手側の党名を同じ所で言い間違えるという情報が伝わっていて、“またか”“やっぱり”と心証を悪くした。

・三原議員の街頭演説の内容が、石垣候補が言っていない事をあたかも言っているかのように、恣意的に話した事。それを選挙ウォッチャーの方にファクトチェックされて、虚偽の演説だとあっさりとバレる。(あなたこそ恥を知りなさい!なんてSNSで失笑されてましたね)


要は、選挙前の年金の事、貿易関税等におけるアメリカとのやり取り等々、選挙後に発表をずらしたり、無かった事にしたりと、愛知さん本人というより、官邸サイドの失点・失策が1番の敗因ではないかと私は考えている。


私も両陣営の街頭演説・個人演説を聴き、愛知さん本人というより、官邸へ信頼を寄せる事がどうやっても出来なかった。


一方で、この選挙期間中、思っていた以上に石垣さんに代議士としての大きな可能性を感じた。

幼い頃から、様々なセンセイと呼ばれる議員さんを身近に見てきたが、石垣さんほど『政治は近くて実は遠いもの』から『政治は身近なもの』へ変える力を感じさせる人は居なかった。

石垣さんと知り合いになり十数年になるが、まさかこれ程代議士としての素質を秘めていたとは思いもしなかった。

まあ、結構真っ直ぐな気質をお持ちなので、同じ党の幹部・先輩達とも色々と議論を闘わせるでしょう。安住淳議員はその1番最初の餌食になったみたいですが(笑)



石垣さん本人には「まずはファーストステップ突破おめでとう。次は国会だ~!」と今日未明にエールを送らせて頂きました。

例えば、Ms.消費税と言われるような、一目おかれる存在になれるか?その可能性を十分秘めていると思うよ!石垣さん!ファイティン!



令和最初の芥川賞・直木賞が発表されました。

今村夏子さんの著作

『むらさきのスカートの女』

が受賞されました~♪爆笑

そして、今日初めて今村さんの声を(テレビで)耳にして、物凄く新鮮でしたね~♪


さて『あひる』『星の子』そして今作と、芥川賞ノミネート3度目での受賞。

私がハードカバーの単行本を購入する数少ない好きな作家さんの1人。
(因みに、伊坂幸太郎さん、恩田陸さん、そして今村夏子さん)


芥川賞に『あひる』で初めてノミネートされた時から、小川洋子さんは彼女の作家としてのセンスを高く評価していたとの事。
(芥川賞選考の後日談記事で判明)

何気無い文章、何気無い日常の描写に、さらりと、それでいて絶妙とも云える単語のチョイスでハッとさせられる事も。

劇的ではなく、淡々と、それなのに一気に読んでしまう文章…

よくよく考えれば、これって凄い事なんだよな…と。

何はともあれ、今村さん、おめでとうございます。

これからも御自身のペース、心の有り様次第での執筆活動を続けて欲しいですね。




(前回の公開討論会が流れて、サッカーでいう所の無観客試合みたいな形式になった今回)

現職・愛知治郎氏(自民)と新人・石垣のりこ氏(立憲民主)による、JCI主催による配信形式での討論会を見終えて、私個人としての率直な感想を。

前回愛知氏側の都合で前回は流れ、そして今回の討論会を迎えたにしては、愛知さんの歯切れの悪さ、要点のピントがいまひとつ定まりきらない印象。

政権与党だから自分の色を出しにくい事を差し引いても、準備不足の印象は拭えなかった。

3期18年の任期中、いったい何やってたんだ?と支援者から言われても仕方がない位に散々だったような気がします。


一方の石垣氏、歯切れの良さは元々がアナウンサーですから当たり前。

それを差し引いても、自分は何を訴求したいのか、相手方の言っている点の齟齬をさらりと指摘し、時に現政権に対する憤りからでしょうか、言葉にそれに似た強さを滲ませて話す様子は“新人らしからぬ”等という冠詞は不要な程、凄み・鋭さも感じました。


今回の討論会だけの比較ですと、新人・石垣のりこ氏大差勝ちの様相。

地盤・看板・鞄の3バンが無い、しかも新人という石垣のりこ氏。

「腹の括り方が違う」強さとは、こういう事なのでしょうね。