先日、ダイヤモンドプリンセス号から下船し、帰国された海外の方々に関して、今現在分かっている事。

オーストラリアで2名の方が陽性反応。

アメリカで11名の方が陽性反応。

イスラエルで女性1名が陽性反応。(追記)

この報告を受けて何が言われているか...

端的に言うと「日本の検査体制って、いったい全体どうなってるの?」って状態。

つまり、日本各地に帰られた方々も、今から同じような状況になると予想される事は難しくない。


だから、もう感染の確率を下げる為の自衛をする、それで感染したら仕方がないとか、

あれ、おかしいぞ?と思ったら、まずは地元の保健所に電話して、どう行動すれば良いかを判断を仰ぐとか、

そんな確認を話をした今日。

今回のコロナウィルスに対する、特にクルーズ船の乗客・乗客に対する政府の杜撰な対応及び判断を垣間見て、改めて思い浮かんだ言葉が有る。

1月29日の石垣のり子議員の国会初質疑の中に総理への言葉。


現政権が公文書の管理等々においても、
『我が国の安全の最大の障壁』
なんだという主旨の発言。

今、新型肺炎の対策会議1つを見るだけで、如何に端的かつ的確な指摘だったのかを思い知る。

冒頭、僅か数分間だけ出席して、その後、懇意にしているメディア関係者や地元支援者と数時間を割いて会食に勤しむ総理。

(敢えて国難と言うが)この国難の折の対策会議に国務大臣であるという自覚が薄く、地元支援者の会合や催しを優先して、代理を立てているから大丈夫だと、対策会議そのものを欠席する閣僚。

本当に障壁以外の何者でもない。

無関心では居られても、生活する上で無関係にはなれない、それが政治。

その政治が今、現政権の保身の為、大きく揺らぎ、腐り始めている。
もうね、海外メディアの報道が日本のコロナウィルス対策の杜撰さを挙って報じている。

中国の対策・対応よりも遅く、日本の対応の全てが後手後手で、無策無能だとか...

日本の誤った対応がダイヤモンドプリンセス号をウイルスのインキュベーター化させたと、強く非難含みで報じたり...

どうやら、日本からの航空機の受け入れを当分の間停止する措置も、海外の国々で近々出てきそうだし。

イギリスでは、このような日本の状況では、とても安全・安心にオリンピックに臨む事は出来ないので、規約に則り、ロンドンで代替開催しましょう!という声も出始めている。

こうなると、ロンドンへの開催地変更もあながち絵空事ではないような気がする。