論文ではないので柔らかく書きたいと思います。
何を書こうか色々と迷ったのですが、とりあえず今回は、
「税は財源ではない」
ということで書いてみようかと。
皆さんは税金納めてらっしゃいますよね?
恐らく、税金払ったことのない方はいないと思います。
所得税、住民税、固定資産税、消費税、自動車税等々…
これら税金は、「社会保障と公共サービスの為」という名目で徴収されています。
皆さんにとって一番身近な「消費税」に関して考えてみたいと思います。
消費税は、「社会福祉の為」という名目で3%でスタートしましたね。
それが5%→8%→10%と推移してきました。
ですが信じられないかも知れませんが、実は消費税は社会公共サービスのためには使われておりません。
は?と思う方も多いかと思います。
それを理解するには、そもそも税とは何か、を理解する必要があります。
これは国と地方自治体とでちょっと異なるのですが、ここでは国税として単純化して考えたいと思います。
結論から述べると、税金は国の財源ではありません。
ではなぜ税金が存在するのか?
それは、税金は「国の景気調整の調整弁」であるということです。
もっと砕けば、不景気には減税して可処分所得を増加させて消費を促し、好景気には景気が過熱しないように増税して景気を鎮静化させます。
こうして集めた税金はどうなる?
実は、消えてなくなってしまうんです。
では、国はどうやって公共事業やったりして政府支出するのか?
それは、国債発行です。
国債発行に関しては、別の機会に詳しく述べたいと思いますが、国債発行は簡単に述べると、「日本円の発行」と言い換えることが出来ます。
よくニュースで、国債残高○○兆円、とか言ってますよね?
あれは、国民の借金ではなく、単なる「通貨発行の記録」でしかないのです。
話を元に戻しましょう。
つまり税金とは、景気を調整するために存在し、中央政府の財源ではありえないということです。
消えてしまうお金なのですから。
ですから、無税国家は可能か?と聞かれたら、可能だが望ましい形ではない、ということになります。
税がないお陰で景気の調整が出来なくなってしまいますからね。
さてと、今回はこの辺にしたいと思います。
長文お付き合いいただきありがとうございました。
次回のテーマは未定ですが、何か書きたいと思っています。