サイコパス | (本好きな)かめのあゆみ

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かしこいカシオペイアになってモモを手助けしたい。

中野信子さんが気になっている期間もけっこう長くなってきた。

 

でこれで3冊目。

 

そろそろ脳科学中心の人間観にも飽きがきつつあるが

それでもこういう視点はあっていい。

 

もちろん脳がすべてではないし

人間を物理的な存在と言い切るのにはまだ

ポエムを捨て切れない気持ちもあるのだが

それでもこういう視点を持っているか持っていないかは

生きやすさに大きな影響があると思う。

 

少なくともぼくは脳科学の視点を得て

いくらか生きやすくなったと感じている。

 

だってあのひとがこんな性格なのは

脳の仕組みがそうなっているからだから仕方がない

って思えるのはかなり楽。

 

もちろん自分自身にだってそれはいえることだし。

 

サイコパス

ってひとくくりにするのは無理があるような気がするけど

ああいうタイプのひとは必ず身近にひとりやふたりはいて

けっこう振り回されたり迷惑をかけられたりもするので

サイコパス的傾向のあるひとだ

って思えば接し方にも工夫の余地が生まれる。

 

よく分析したらたいした仕事をしていないのに

見せ方が上手で

仕事してるふうにまわりに思わせるひと

ってたしかにいる。

 

それに

ひとの痛みに無頓着に

どんどん非情な変革を進めていけるひとなんかも。

 

もうそういう生き物だから仕方がない

って思うのもこちらの精神衛生上は必要。

 

まあ

自分自身にもそういう傾向がないとはいえないけどね。

 

といいつつ

サイコパス的傾向の強いひとのうち

いわゆる

勝ち組サイコパス

のみなさんの

ルックスのよさやことばの巧みさっていうのは

ひじょうに魅力的で

ついついひきこまれてしまいそうになるし

自分もあんなふうになりたいと思わないでもないわけで

ひっかからないように気をつけなければ。

 

 

 

--サイコパス--

中野信子