ライムスターの宇多丸さんのことは
存じ上げなかったのですが
この本
すごくおもしろかったです。
なにしろ熱量。
熱い
ほとばしってる。
単なる映画紹介ではなく
日常のお悩み相談に対して
映画を引き合いに出してカウンセリングする
っていうこの手法。
はまってます。
で
また
宇多丸さんの
社会への視線というか
世界観というか
人間観というか
固定観念に縛られず
フラットでニュートラルな感じで
そこにも共鳴します。
かなりいい視点の持ち主であるとお見受けしました。
「カツラを外すタイミングがわかりません!」
というお悩みに
スーパーマンに登場する悪役を引き出してます。
ぼくはこの映画は観ていないのですが
その紹介の仕方がまたなるほどと思わせる。
ほかにも
「怒りを鎮める方法ってありませんか?」
「なぜかお年寄りが寄ってきます」
「ファッションの意味って何ですか?」
「この世には価値があるのでしょうか?」
など
てんでにばらばらなお悩みがあわせて43本。
1本につき5本くらいは映画を紹介しているので
200本くらいはタイトルがあがってると思うんですが
ぼくが観たことのある作品は
おそらく20本くらいでしょうね。
幅広い時代とジャンルをカバーされてますが
ゴダールなんかは含まれていなかったような。
紹介されている映画を観るかどうかはともかく
宇多丸さんの熱量に引っ張られて気分が晴れる
そんな1冊です!
--ライムスター宇多丸の映画カウンセリング--
宇多丸