引き続きゴーリー。
ちかごろはなんだかそんな気分。
このモノクローム線画が
ふしぎと静かな気分にさせてくれるんだよね。
モノクローム
といっても
蒼い時
だけに
青も入ってるんだけど。
蒼い時
っていうのは
黄昏どき
という意味でも使われるそうで
黄昏どきは
人間を哲学に向かわせる。
この作品に登場する
2匹の動物
もなんだか哲学めいた会話を交わしている
ように思える。
断片なので
ほんとうに哲学めいた会話なのかどうか
じっさいにはわからない。
会話の前後を想像で補おうとしてみたけど
どうにもうまくいかなかった。
柴田さんの翻訳は絶妙なんだろうけど
やっぱり英語文化を知ったうえで
原文で理解できたらいいのになあ。
--蒼い時--
エドワード・ゴーリー
柴田元幸 訳