ディズニー好きの同僚が当然のように興行開始後すぐにこの映画を観に行ったと聞いて、まあその同僚も自分の趣味をひとに押し付けるというタイプではないので控えめな口ぶりであったから、ぼくは、へー、そう、って思っただけだったのだが、この映画がいいよいいよという評判を遅まきながら聞きつけて、ならばぼくもということでディズニーのサイトを検索してたどり着いたのが松たか子さんの歌うこの曲。
なにこれ?! めちゃめちゃいいやん! 松たか子さん、歌、めちゃめちゃうまいやん!!!!
素直で伸びのある中性的で力強い歌声。
また俳優ならではの声の表情がいい。
これは思わず歌いたくなる。
エルサの口の動きと歌詞があまりにもピッタリなので、さすがディズニー、言語ごとにアニメーションの口の動きも変えているのか、と感心したのだが、これは調べてみると、歌詞の翻訳が技ありで、エルサの口の動きに合わせて歌詞を翻訳したのだという。
それもまたすごい。
氷の宮殿を築きあげるエルサのシーンと、松たか子さんの歌う歌詞の印象から、ポジティブな場面だと想像したけれど、どうもこれはぼくの勘違いで、ここから王国に悲劇が訪れるということらしい。
歌詞の翻訳、特に制約が多いこういうパターンは難しいだろうな。
それでもこの歌詞と曲がすごくいいことに変わりはないのだが。
25か国語版っていうのも聴いてみたけれど、こうやって世界がつながっているっていうのは、とても幸せなことだなあ。
夢で世界を支配するディズニー帝国。
映画館でこの作品を観てみたい。
――Let It Go――
歌:松たか子
作詞/作曲:ロバート・ロペス/クリスティン・アンダーソン=ロペス
歌詞翻訳:高橋知伽江