嘘憑キズム | (本好きな)かめのあゆみ

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かしこいカシオペイアになってモモを手助けしたい。

いいひとみいつけた。


小南泰葉さん。


新聞の新譜紹介で

ぼくの好きなあのひとの初期の頃をほうふつとさせる

って書かれていたので

なになに

と思いながらネットでチェック。


公式動画などもあって

それらをみると

確かにあのひとに似ているといえばいえなくもないが

そんなことはどうでもいいくらいぼくの好みの音楽やんか。


アメブロもやってはるみたいなので

そちらも見に行くと

なにやら怪しげな藁人形たちの画像が。


怪しげといってもかわいい感じやから

こういうのが好きなひともいるかもね

なんていいながら

そこは見なかったことにしておく。


数日後にはタワレコに出向いて

6月に発売されたばかりの

メジャーデビューミニアルバムを購入。


ネットで買うのもいいけど

店頭で買うのはテンションあがるやんね。


収録曲はこれら。


1 嘘憑きとサルヴァドール

2 ルポルタージュ精神病棟

3 藁人形売りの少女

4 拘束ロード

5 脳内フラクション

6 勧毒懲悪

7 おとなのうた(NAKED VER.)


おどろおどろしいタイトルが並ぶ。


内容次第では

奇をてらっただけのクワセモノにもなりかねへんねんけど

聴いてみたらこれがいいねんなあ。


音楽もポップでカラフルなものから

シンプルでメロウなものまで

バリエーションが多彩。


詞は意味がよくわからないという

ぼくの好きなパターン。


既存の使い古された言い回しを徹底的に排して

自分のことばで音にはめていって

楽曲の世界観をたちあげている。


ことば選びのセンスもいい。


ぼくが思うに

詩ってこういうことやねん。


字余りで口ずさみにくくっても

かまわへんねん。


なによりも好きなのが

声と歌い方。


変幻自在。


少女にも少年にも

おとなにも魔女にもなってる。


高音部のファルセットも素敵。


まあ好き嫌いは分かれるやろうけど

確実にぼくみたいな嗜好の持ち主からの

一定の支持は得るやろうね。


これからのご活躍が

たのしみたのしみ。




-嘘憑キズム-

小南泰葉