
空に鯨が浮かんでいた。
東京の空。
日曜日。
晴れのち曇り。
今日はたくさん話をした。
けっこう深い話。
個人的にはとてもいい1日になったと思う。
話すことで初めて知ったこともあれば、
再確認っていうか、確かめられたこともあった。
その中で思ったことがあった。
世の中の人達っていうのは、
変わった人を排除するような傾向があると思う。
変な癖がある人、
嗜好が人とちょっと変わっている人、
普通の人とは違っている趣味を持っている人。
そういう風に"普通"と違ったようなことっていうのは、人の目を引く。
それが良い目なのか
悪い目なのかはわからないが、
それは珍しい目で見られるわけで。
人っていうのは、そこで自分とは違う、
つまりは変わっている人っていうカテゴライズをする。
「あいつは変わっているよ…」なんて人の目を蔑む人まで出てくるでしょう。
でも、個人的に思うんだけど、
そういうなんか人間の根底のものじゃなくて、
取るに足らないことばかりで人を判断するのは違うと思うのだ。
そういうことでその人の何がわかるんだろうか。
人間っていうのは本当に難解で、
何を考えているかなんて簡単にわかりはしない。
その人の心を読み取るなんて超能力がない限り不可能なのだ。
結論的には、そういうちょっとした取るに足らないことばかりで
人を判断するのはなんか違うんじゃねぇ?って話でございます。
まあ、こんなことを言っておりますが、
自分も同様に今まで変わり者扱いされてきたわけです。
だから、こういうことを言ってもなんか変な感じかもしれないけれども、
悲しいけれども、そういう風に自分のちょっとした情報だけで
変わった人扱いをする人はそこまでの人なのだ。
そういう人たちにはそういう目でしか人を見ることしかできないのだ。
本当にその人のことを知りたいのであれば、
もっとその人のことを知ることをしなくてはいけない。
(もっとも、そこまで興味があればのことだけれども)
人は見た目じゃない。
目で入る情報が全てじゃない。
上辺だけで人を判断するな。
なんかいろいろと書いたけれども、
視覚的にハッキリと見えるものの情報だけで
すべてを語るのは良くないんじゃないのかね?
とかってことを思った日曜日。
空が青く流れていた。