12月27日から1泊で飛騨高山へバスツアー(HIS)に出かけてきました。
夕食なし、朝食付きで、観光地では全てフリータイムの自分の興味関心に合わせて旅することができるプランです。
往復、長野県の松本市から小雪舞う国道158号線を通り高山市までバスで走り抜けました。
梓川沿いの絶景、かつては秘境であっただろう岐阜県との県境の道沿いを車(観光バス)で通ること自体、初めてなので少しワクワクしました。
途中休憩は、岐阜県側の平湯ドライブインでした。
観光1日目は、合掌造りの古民家が立ち並ぶ白川郷です。
コンセプトをしっかりと持ち、整備された観光資源を整えた街並みは、たしかに観光客の心を惹きつけます。
インバウンドによるオーバーツーリズムと一口に批判的に見てはいけないのかもしれませんが、あまりの混雑ぶりに、少しがっかりしました。
地元の方の日常生活への支障も出ていると思われますが、観光で訪れた人たちも楽しい思い出をつくるのがかなり難しくなってきているのではないでしょうか。
そんな思いがして、翌日28日は朝から出発時間の14時までのフリータイムに高山市内の観光をする予定であったのを変更して、高山線に乗車して高山から4駅先の飛騨古川駅でまで往復することにしました。
飛騨古川は、観光ガイドで知るところでは、高山市よりは質素だけれど、山間に開かれた飛騨地方の伝統的な木造建築物の街並み、祭り会館などが残っていて、静かに雰囲気に浸るには良い地だろうと思いました。
さて、ホテルでバイキング形式の朝食をゆったりと楽しみ、10分ほど歩いて高山駅に行ってみると、9時36分発の名古屋行きの特急「ひだ6号」に乗車しようと改札口前に臨時に設けられた待合のための列は、2列で20メートルにはなろうとするほどの長蛇の列で、全員乗車しきれるのかと、人ごとながら心配になりました。
列車は、キハ85系4連で入線してきたのですが、JR東海の粋な計らいで前に4両が増結され、全てのお客さんが乗車でき、ほっとして、発車を見送ると、ここでアクシデントが…。
9時40分発の下り普通列車猪谷行きは無情にも走り出して行ってしまいました。
乗車し損なったことをすでに車内にいた同行者にLINEで伝えて、1本後の10時28分高山発の列車で同駅に向かうことにしました。
後続列車との間隔が48分とは、そのフリクエントリーさに、まさに感謝です。
とは言え、飛騨古川駅での街並み散策は出来ませんでした。
折り返しの高山行きで引き返し、11時15分に振り出しの高山駅に戻り、14時ギリギリまで、雪降る高山市内観光観光をして、観光バスの客として帰路に着きました。
結果的には、観光と鉄道旅行の楽しみを両立できて、楽しい時間を過ごすことができました。