鉄道模型では、ボディーに収まるギリギリ高スペックの走り装置が仕込めるようパーツを選択したいものです。
わが国の旅客用機関車の中では最大の大きさであるC62ですから、まさか、少し小ぶりのタネダの缶モーターを選択していて、モーターがボイラーに接触するなどということはあるまいと思っていましたが、これがほんの僅かに接触していました。
これは鉛のウエイトをリューターで削って事なきを得ました。
しかし、この後もトラブル続き。
テンダー台車の浮き上がりが発生。
これには、ドローバーを曲げて接地高を下げるとともに、少しでも重量のある安達の分売パーツの従台車に交換しました。
これでなんとか、脱線防止、集電不良も解消し、スムーズに走行するようになりました。
つぎに仕上げ。
前面とテンダーのナンバープレートがなかったため、買い置いていたレボリューションファクトリーのプレートに赤を入れて使うことにしました。
サイズはこちらの方がスケール通りのようなのですが、今更、元のものをはがしてトラブルが生じることだけは避けたいので、キャブ両サイドはそのままです。
ただし、赤の色合いはしっかり揃えました。ガイアノーツの1027、西武レッドとグリーンマックスの43、朱色5号を1:1で混色するとほぼ同じ色合いになりました。
さて。これでヤレヤレ完成、と思っていると、前面のカプラーが未だ付いていないことに気付きました。
それでも、天賞堂の蒸気前面用のケーディーカプラーは売られているはずだから、何ということはないとタカを括っていました。
しかし、本体の方にネジが切られていませんので、厄介なことになりそうです。
連結機能はあきらめて、エコーの7647、機関車用カプラーポケットと安達のダミーのカプラーを組み合わせることにし、カプラー取付のために大きくカットされた端梁の隙間を埋めるアタッチメントを真鍮帯板から作ることになってしまいました。
まあ、結果は破綻のなく工作を終えられましたのでヨシとします。
アタッチメントの端梁への取付は、セメダイン3000とゴム系接着剤を併用していて、ハンダ付けはしていません。
(宮沢のCタンクと並んで)
これで、ようやく本当の完成です。
細かくみれば不満はありますが、やはりC62はカッコいいなあと、疲れも吹っ飛んでいきます。(^^)