『サラリーマン再起動マニュアル』(44) 新・大前研一名言集(191) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『サラリーマン再起動マニュアル』(44)


大前研一さんは、私にとってメンターでもあり、
グールー(思想的指導者)の存在でもあります。


大前さんの著作を読んでいつも感じるのは、
物事の本質を捉えるずば抜けた能力です。


凡人である私は大前さんの足元にも及びませんが、
不断の努力を怠らず、一歩でも彼に近づきたい、
と思っています。




サラリーマン再起動マニュアル
2008年10月4日 初版第1刷発行 小学館
ISBN978-4-09-379454-1






 

目次
 [イントロダクション]志のあるサラリーマンは、
            きつい仕事を厭わない

 第1章[現状認識]なぜ今「再起動」が必要か?

 第2章[基礎編]「再起動」のための準備運動

 第3章[実践編]「中年総合力」を身につける

 第4章[事業分析編]“新大陸エクセレントカンパニー”の条件

 第5章[メディア編]「ウェブ2.0」時代のシー・チェンジ

 [エピローグ]新大陸の“メシの種”はここにある





第4章[事業分析編]“新大陸エクセレントカンパニー”の条件




 毎年の大幅な人員削減は、会社にとっても

 残った人にとっても非常に大きなプラス効果がある。

 まず、コストが下がる。そして残った人は切られたく

 ないから一所懸命に働く。

 人が減れば減るほど仕事の権限がどんどん増え、

 給料もどんどん上がる。

 だからみんないっそう一所懸命に働いて、

 個人の能力も会社の業績も上がっていく。

 ウェルチ前会長(GE=ジェネラル・エレクトリック)は、

 こうもいっていた。

 「考えることがなくなったら人を削れ。緊張するから」と。

 人を削れば、残る人も出る人も自分も緊張するという理屈だ。



  
                      (今日の名言 44  491)





業種業態を問わず、人件費が大きなコストであることに、
違いはありません。


ただし、コストカットして企業業績が向上すればいいの
ですが、うまく機能しない会社が多いのです。


そこで、どうしてなのか考えてみました。


リストラ策を断行しようとしたところ、残って欲しい人が
先に辞めてしまい、辞めて欲しい人が残る、という事態に
遭遇するからではないか、と思いました。


自分の能力に自信のある人は、他でも生きていけます。
しかし、この会社しかないという人はしがみつくしか、
生きていくすべがないのです。


以前読んだ本の中に、次のようなことが書かれていました。


「優秀な人材が2割、普通の人が6割、残りの2割は劣る人
という経験則がある。ならば上位2割を残して残りの8割を
解雇してみた。結果は、残した2割の優秀な人材と思われた
人たちが、2:6:2に分かれた」


この話から、リストラを繰り返してもしても2:6:2に
分かれるようです。


であるならば、一番ボリュームが大きい6割の人たちの
底上げが必須であるということです。







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