大前研一さんは、私にとってメンターでもあり、
グールー(思想的指導者)の存在でもあります。
大前さんの著作を読んでいつも感じるのは、
物事の本質を捉えるずば抜けた能力です。
凡人である私は大前さんの足元にも及びませんが、
不断の努力を怠らず、一歩でも彼に近づきたい、
と思っています。
サラリーマン再起動マニュアル
2008年10月4日 初版第1刷発行 小学館
ISBN978-4-09-379454-1
目次
[イントロダクション]志のあるサラリーマンは、
きつい仕事を厭わない
第1章[現状認識]なぜ今「再起動」が必要か?
第2章[基礎編]「再起動」のための準備運動
第3章[実践編]「中年総合力」を身につける
第4章[事業分析編]“新大陸エクセレントカンパニー”の条件
第5章[メディア編]「ウェブ2.0」時代のシー・チェンジ
[エピローグ]新大陸の“メシの種”はここにある
第3章[実践編]「中年総合力」を身につける
「上にモノをいう」「付和雷同しない」というのは、
企業の中で非常に重要な能力である。
みんなと同じ事をいわないで、
上司に「ちょっと待ってください。それはおかしいん
じゃないですか?」と苦言を呈することのできる人、
直言できる人がいないと会社はおかしくなってしまうのだ。
36年間にわたって経営コンサルタントをやってきた私に
いわせれば、ふだんからそういう心構えのある人でないと、
中年以降は絶対に活躍できない。
言い換えれば、その能力こそが先ほど述べた「中年総合力」
の一つなのである。
(今日の名言 31 478)
「上にモノをいう」あるいは「付和雷同しない」という
態度は、自信がないとできないことです。
上司に「何を偉そうなことを言うんだ」と一喝されたり、
邪魔者扱いされ左遷させられる可能性もあるからです。
こうしたことを発言したり、行動できるためには、
上司や会社組織が積極的に認める、という社風がないと
難しいかもしれません。
上司のリーダーシップについて、とても参考になる本が
ありますので、ご紹介します。
『仕事のやり方間違えてます』(宮田秀明 祥伝社
平成16年5月10日 初版第1刷発行 ISBN4-396-61211-7)
この本の中で、著者は次のように述べています。
<「リーダーシップとは、チームの力を最高出力に
する能力のことである」
これが、私のリーダーシップの定義です。
(中略)
メンバー全員の能力を100パーセント、
できれば150パーセント発揮させるようにするのが
リーダーの役目です。>
この本はとても有益な本です。
ただ、古い本なのでなかなか見つからないかも
しれません。
藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ-
人気のブログランキング
こちらのブログもご覧ください!
こんなランキング知りたくないですか?
中高年のためのパソコン入門講座(1)
藤巻隆のアーカイブ