大前研一さんは、私にとってメンターでもあり、
グールー(思想的指導者)の存在でもあります。
大前さんの著作を読んでいつも感じるのは、
物事の本質を捉えるずば抜けた能力です。
凡人である私は大前さんの足元にも及びませんが、
不断の努力を怠らず、一歩でも彼に近づきたい、
と思っています。
サラリーマン再起動マニュアル
2008年10月4日 初版第1刷発行 小学館
ISBN978-4-09-379454-1
目次
[イントロダクション]志のあるサラリーマンは、
きつい仕事を厭わない
第1章[現状認識]なぜ今「再起動」が必要か?
第2章[基礎編]「再起動」のための準備運動
第3章[実践編]「中年総合力」を身につける
第4章[事業分析編]“新大陸エクセレントカンパニー”の条件
第5章[メディア編]「ウェブ2.0」時代のシー・チェンジ
[エピローグ]新大陸の“メシの種”はここにある
第3章[実践編]「中年総合力」を身につける
実は、30~40代でも自分の仕事に関係ない話には
全く興味を示さず、頭をブロックして情報を遮断
してしまう人、すなわち情報をインプットできない人は、
いざ中年になって転職したり、新しい分野の仕事を
しなければならなくなると、非常に苦労する。
これまでもそうだったが、21世紀のビジネス新大陸では、
なおさらそうなる。
なぜか?
そういう人は自分の専門分野しかわからないからだ。
言い換えれば、柔軟な頭を持ったゼネラリストではない
からだ。
(今日の名言 29 476)
この文章の直前で次のように述べています。
<いつどこでどんな情報が役に立つかはわからない。
だからこそ、まずはあらゆる方面にアンテナを張り、
情報の棚を持つことから始めてほしい>
専門性は大切な事ですが、専門バカになってはいけない、
ということです。
大前氏さんがいろいろな本の中で、「Π型人間」
(複数の専門を持ち、それに関連した仕事の幅を
広げていける人間)になることを強調していましたが、
「総合性」が重要だ、と理解しています。
ちなみに、以前は「T型人間」(1つの専門を掘り下げ、
関連した仕事の幅を拡げていける人間)と言って
いました。
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