『ネクスト・ソサエティ』 P・F・ドラッカー (08) 言葉の迷宮(148) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『ネクスト・ソサエティ』(08)




ドラッカーについては、改めて詳しくご説明する必要
がないくらい有名な人物ですので、概略に止めます。


 
 ビジネス界にもっとも影響力をもつ思想家

 として知られる。

 「分権化」「目標管理」「経営戦略」「顧客第一」

 「知識労働者」「ベンチマーキング」「コア・コン

 ピタンス」などのマネジメント理念を生み出し、

 発展させてきた。

 クレアモント大学院大学教授。

 1909年11月19日生まれ。

 2005年11月11日死没
 

 (「著者紹介」から)








 コンピュータ・リテラシーをもたないならば、

 社員から敬意を期待してはならない。

 彼らにとっては日常のことである。上司が

 コンピュータ・リテラシーをもつことを当然と

 する。私の5歳の孫娘は、もし私が、おじい

 ちゃんは電話が怖いんだよと言ったならば

 尊敬などしてくれないだろう。信頼もしてくれ

 ない。
        
                     (PP.118-119)

         (022-1-0-000-448)

 



 


 時代の変化とともに、われわれ自身が

 変化しなければならない。読み書きと

 掛け算に毛の生えた程度の最低限の

 コンピュータ・リテラシーから、情報を

 使ってものごとをなしとげるという情報

 リテラシーの域に達しなければならない。

 それは面白く価値のある挑戦である。

 われわれはそのような時代の流れの

 なかにいる。その流れは速い。

                     (P.119) 

          (023-1-0-000-449)

 





 eコマースは距離を克服するどころか

 距離を消す。eコマースでは売り手は

 どこにいてもよい。顧客は売り手がどこに

 いるかを知らない。気にかけない。そして、

 今日世界最大の書店となったアマゾン・

 ドット・コムなどのeコマースの売り手たち

 のほうも、注文がどこから来たかを気に

 しない。

                      (P.121)

          (024-1-0-000-450)

 







ここでのキーワードは、コンピュータ・リテラシー
です。さらに言えば、インターネット・リテラシーでも
あります。


リテラシーという言葉は、「能力」と訳されますが、
もう少し細かく言えば、物事を扱える「能力」の
ことです。


昨晩(2014年12月6日)、ショーンKさんがMC
を務めるJ-WAVEの「PRIME FACTOR」という番組
のなかで、面白い話を耳にしました。


電動バイク販売で日本一になった、テラモーターズ
の徳重徹社長が生出演していたのですが、ショーン
Kさんとの対談のなかで、パソコンとiPadの話が
出てきました。


徳重さんがこのような話を披露しました。
「祖父がこう言っていたのです。『iPad を使うように
なって、パソコンより操作がとても簡単でいい。
インターネットはどうやって使うんだろう?』と。
実際、iPadでネットサーフィンしていたのですが、
背後でインターネットが使われていることに
気づいていないのです。

高齢者の中には、『インターネットはどこで売って
いるのだろう?』という人もいます」。


笑い話ではなく、そうした疑問を抱く人がいても
不思議ではない、と思っています。


少なくとも、インターネットを意識せずに使えて
いることは、素晴らしいことだ、と思います。


あなたはこの話を聞いてどう思いましたか?




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