ドラッカーについては、改めて詳しくご説明する必要
がないくらい有名な人物ですので、概略に止めます。
(「著者紹介」から)
ビジネス界にもっとも影響力をもつ思想家
として知られる。
「分権化」「目標管理」「経営戦略」「顧客第一」
「知識労働者」「ベンチマーキング」「コア・コン
ピタンス」などのマネジメント理念を生み出し、
発展させてきた。
クレアモント大学院大学教授。
1909年11月19日生まれ。
2005年11月11日死没
コンピュータ・リテラシーをもたないならば、
社員から敬意を期待してはならない。
彼らにとっては日常のことである。上司が
コンピュータ・リテラシーをもつことを当然と
する。私の5歳の孫娘は、もし私が、おじい
ちゃんは電話が怖いんだよと言ったならば
尊敬などしてくれないだろう。信頼もしてくれ
ない。
(PP.118-119)
(022-1-0-000-448)
時代の変化とともに、われわれ自身が
変化しなければならない。読み書きと
掛け算に毛の生えた程度の最低限の
コンピュータ・リテラシーから、情報を
使ってものごとをなしとげるという情報
リテラシーの域に達しなければならない。
それは面白く価値のある挑戦である。
われわれはそのような時代の流れの
なかにいる。その流れは速い。
(P.119)
(023-1-0-000-449)
eコマースは距離を克服するどころか
距離を消す。eコマースでは売り手は
どこにいてもよい。顧客は売り手がどこに
いるかを知らない。気にかけない。そして、
今日世界最大の書店となったアマゾン・
ドット・コムなどのeコマースの売り手たち
のほうも、注文がどこから来たかを気に
しない。
(P.121)
(024-1-0-000-450)
ここでのキーワードは、コンピュータ・リテラシー
です。さらに言えば、インターネット・リテラシーでも
あります。
リテラシーという言葉は、「能力」と訳されますが、
もう少し細かく言えば、物事を扱える「能力」の
ことです。
昨晩(2014年12月6日)、ショーンKさんがMC
を務めるJ-WAVEの「PRIME FACTOR」という番組
のなかで、面白い話を耳にしました。
電動バイク販売で日本一になった、テラモーターズ
の徳重徹社長が生出演していたのですが、ショーン
Kさんとの対談のなかで、パソコンとiPadの話が
出てきました。
徳重さんがこのような話を披露しました。
「祖父がこう言っていたのです。『iPad を使うように
なって、パソコンより操作がとても簡単でいい。
インターネットはどうやって使うんだろう?』と。
実際、iPadでネットサーフィンしていたのですが、
背後でインターネットが使われていることに
気づいていないのです。
高齢者の中には、『インターネットはどこで売って
いるのだろう?』という人もいます」。
笑い話ではなく、そうした疑問を抱く人がいても
不思議ではない、と思っています。
少なくとも、インターネットを意識せずに使えて
いることは、素晴らしいことだ、と思います。
あなたはこの話を聞いてどう思いましたか?
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