大前研一さんは、私にとってメンターでもあり、
グールー(思想的指導者)の存在でもあります。
大前さんの著作を読んでいつも感じるのは、
物事の本質を捉えるずば抜けた能力です。
凡人である私は大前さんの足元にも及びませんが、
不断の努力を怠らず、一歩でも彼に近づきたい、
と思っています。
サラリーマン再起動マニュアル
2008年10月4日 初版第1刷発行 小学館
ISBN978-4-09-379454-1
目次
[イントロダクション]志のあるサラリーマンは、
きつい仕事を厭わない
第1章[現状認識]なぜ今「再起動」が必要か?
第2章[基礎編]「再起動」のための準備運動
第3章[実践編]「中年総合力」を身につける
第4章[事業分析編]“新大陸エクセレントカンパニー”の条件
第5章[メディア編]「ウェブ2.0」時代のシー・チェンジ
[エピローグ]新大陸の“メシの種”はここにある
第2章[基礎編]「再起動」のための準備運動
私自身、自分の勉強で一番役に立ったのは旅行だった。
小学校時代から放浪癖があって国内を旅するようになり、
大学を卒業する頃には、行ったことのない都道府県や
国立公園がほとんどないぐらい、日本全国をくまなく回った。
それが大学院に進んでからは世界の放浪になり、
今日まで続いている。
今までに訪れた外国は約60か国。アメリカだけでも500回、
韓国と台湾は200回ずつ、マレーシアは100回ぐらい
行っている。
アメリカ合衆国の50の州のうち行っていないのはノース・
ダコタだけというくらい、アメリカ国内もくまなく訪れている。
海外旅行は、新しい発想や新しいアイデアのヒントを授けて
くれるし、日本を客観的に見るにも大いに役立つ。
住んでいる場所と違う所に身を置くと、脳の異質な部分が
刺激される。いわば、“脳の筋トレ”になるのだ。
(今日の名言 14 461)
大前さんの小学校時代からの旅行についてのエピソードは、
『遊ぶ奴ほどよくデキる!』の中で詳しく紹介されています。
さらに、大前さんのとっておきの旅行ガイド『旅の極意、
人生の極意』は、大前さんならではの地域と店が紹介されて
います。ご興味のある方はご参照ください。
大前さんは何でも見てやろう、実際に行ってみよう、
という好奇心の塊です。五感をを使って自分で確認しないと
気が済まないという人です。
決して悪い意味ではありません。
いわゆる「学者」や「評論家」とは違う、
本当の「コンサルタント」でもあるのです。
人から聞いたり、本を読んだり、インターネットで調べる、
という二次情報や三次情報ではなく、一次情報を大切にして
いるといいますか、本質を掴むには五感をフルに使って感じ、
考えることが重要である、と認識しているのだと思います。
先入観に囚われず、自分の五感を使って確かめるという
態度は見習いたいと思います。
もちろん、本を読むことも、人と話しあうこと(=コミュニ
ケーションをとること)も、インターネットで調べることも、
とても大切なことです。
大前さんは、私の造語である、「自調自考自動(自分で調べ、
自分で考え、自ら行動する)」の最も優れた実践者です。
<「自調自考」は中高一貫の進学校である、渋谷教育学園
幕張の教育方針です。その言葉に「自動」を付けたのが、
「自調自考自動」です。>
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