大前研一さん、私にとってメンターでもあり、
グールー(思想的指導者)の存在でもあります。
大前さんの著作を読んでいつも感じるのは、
物事の本質を捉えるずば抜けた能力です。
凡人である私は大前さんの足元にも及びませんが、
不断の努力を怠らず、一歩でも彼に近づきたい、
と思っています。
サラリーマン再起動マニュアル
2008年10月4日 初版第1刷発行 小学館
ISBN978-4-09-379454-1
目次
[イントロダクション]志のあるサラリーマンは、
きつい仕事を厭わない
第1章[現状認識]なぜ今「再起動」が必要か?
第2章[基礎編]「再起動」のための準備運動
第3章[実践編]「中年総合力」を身につける
第4章[事業分析編]“新大陸エクセレントカンパニー”の条件
第5章[メディア編]「ウェブ2.0」時代のシー・チェンジ
[エピローグ]新大陸の“メシの種”はここにある
第2章[基礎編]「再起動」のための準備運動
そもそも英語を話す時は大文字や小文字も、
3単現のSもピリオドも関係ないし、
少しぐらい文法的に間違っていてもかまわない。
「He speak English」や「I English speak」でも通じる。
現に“世界の標準語"はブロークン・イングリッシュであり、
英語を学んでいる世界中の人々は“アバウト正しいもの”
を繰り返しているうちにうまくなっていくのである。
つまり英語教育は、最初のうちはファジィでアバウト
正しければよいのである。
逆にいえば、語学は0点か10点かではなく、
3点から7点に分布するようなアバウトなやり方で
教えないと、うまくならないのだ。
(今日の名言 13 460)
日本人同士で日本語で話し合う場合でも、
言い間違いや冗長な表現がしばしば出てきます。
私ももちろん例外ではありません。
母国語である日本語でさえそうなのですから、
外国語である英語の表現にあまり神経を
尖らせる必要はない、と思います。
外国人がたどたどしい日本語で話しかけてきた時、
あなたは外国人が言おうとしていることを、
何とか理解してあげようとしませんでしたか?
問題は話の中身、内容なのです。
これはどの国の言葉でも同じです。
前置詞は何だったかなど、あまり神経質になる
必要はありません。
ただし、TOEIC(Test Of English for
International Communication)やTOEFL
(Test Of English as a Foreign Language)で
一定以上の点数を取らないと昇進できなかったり、
米国の大学院に入学できないという現実は
あります。
どこまで英語力を伸ばすか、というレベルの
問題です。
英語に関連した話で、今、読んでいる東野圭吾の
『マスカレード・ホテル』(集英社 2011年9月10日
第1刷発行)の中に、塾の英語講師が登場します。
その人物は、大学時代、とある高校で教育実習を
行ないます。その時、男子生徒から「英文を朗読し、
発音の手本を示してほしい」とからかわれます。
そこで、教育実習生は英文を朗読しました。
その後で、男子生徒は、帰国子女のクラスメートに、
「同じ文章を読んでみてくれ」と言います。
その発音を聞いた教育実習生は、自分とのあまりの
違いにショックを受けます。
からかった男子生徒は、帰国子女の男子生徒に、
「こんな古い英語は会話では使わない」、とまで
言わせます。
教育実習生は、その一件で教育実習を途中で
辞め、教職課程を履修せず、英語教師になる夢を
諦めます。恨みを内向させ、いつか復讐しようと
心に誓います。
その後、何年か経ち、ふとしたきっかけで、
元生徒を見かけ、嫌がらせをして、長年の恨み
を晴らそうとするシーンがあります。
発音とイントネーションは大事です。
何度繰り返しても通じないということがあります。
ネイティブスピーカーの英語を何度も聴いて、
発音を繰り返す練習は必要です。
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