大前研一さんのような「世界に通用する傑出した人物」は、
日本にも世界にもあまりいません。
私は大前さんの足元にも及ばないちっぽけな存在ですが、
そんな小さな私でも、世の中で役に立ちたいと熱望して
います。
年齢は関係ないと思っています。
やろうとする意思と一歩踏み出す行動力ではないか、
と考えます。
その2つに付け加えるならば正しい方向性でしょうか。
これはなかなか定めるのが難しい。
自分で正しいと判断しても、必ずしもそれが正しい針路を
とっているかどうか確かめることが困難だからです。
メンター(師匠)がそばにいれば、たとえ間違った方向へ
進んだとしても、謙虚な気持ちで従うならば修正は可能
でしょうが。
私にとってのグル(精神的指導者)は大前研一さんです。
もちろん、大前さんがそんなことを知る由はありませんが。
以前、大前さんの下で働いていた学生の方
(今では社会人として働いていることでしょう)
からメールを頂いたことがあります。
そのメールの中で、身近で見た大前さんの気さくで、
ユーモアあふれる人柄に触れたことを伝えてくれました。
とにかく、「地域国家論」を唱える私は、
普段から世界のお金の動きには、誰よりも敏感だ。
ある地域に投資が集中し始めているという情報を
つかめば、インドだろうが、トルコだろうが、
北欧だろうが、南米だろうが、すぐに現地に足を運ぶ。
しかもただ行くだけでなく、その地の経営者や政治家
に直接会って話を聞き、ときにはそこに会社を立ち
上げてしまう。
今日の名言 1 〈391〉
最近、急に日本でも注目されるようになったインドも、
私はすでに10年近く前に目をつけ、
ずっとリサーチを続けているのだ。
そしてインドのIT技術は高いと見るや、
8年前に合弁で、ソフトウェア開発の会社を3社合弁で
立ち上げた。
そのうち2社は、その後アメリカの株式市場に上場を
果たしている。
今日の名言 2 〈392)
私の勉強の効率がいいのは、著作が世界の経営者に
読まれているからである。
普通なら許されない生産ラインの見学や、
経営者とのディスカッションなども、
プログラムに組み込むことができることも大きい。
そういうバックグラウンドやコネクションが
何もない人が、勉強だからとただ東欧に乗り込んでも、
せいぜいチェコにある観光用のボヘミアングラス工場
で、土産を買ってくるくらいの成果しか期待できない
だろう。
今日の名言 3 〈393)
私は、「自調自考自動」(自分で調べ、自分で考え、
自ら行動する)という言葉を提唱しています。
ちなみに、「自調自考」は中高一貫教育の進学校、
渋谷教育学園幕張の教育方針です。
大前さんは、まさに「自調自考自動」の人です。
インドに早くから注目し、インドに乗り込み、
実情を五感を使って、つぶさに観察し、IT(情報技術)
に先行投資しました。
そのうちの1社は、インフォシス リミテッド
(Infosys Ltd. インフォシス・テクノロジーから
2011年に社名変更)です。
インフォシス リミテッド
(インフォシス リミテッド Wikipedia から)
インドのカルナータカ州バンガロールに
本社機能を置く世界有数のITコンサルティング・
ビジネスコンサルティング・テクノロジー・
エンジニアリング・アウトソーシング・ソフト
ウェア開発企業。
2011年6月にインフォシステクノロジーズ
リミテッドよりインフォシスリミテッドへ社名変更。
1999年に、インドの企業としては初となる、
米NASDAQへの上場を果たした。
事業内容 ITコンサルティング・ソフトウエア開発・
ITサービス他
下図をご覧になれば、インフォシス リミテッドが
優れた企業であることの一端が、お解りになるでしょう。

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