大前研一さんのような「世界に通用する傑出した人物」は、
日本にも世界にもあまりいません。
私は大前さんの足元にも及ばないちっぽけな存在ですが、
そんな小さな私でも、世の中で役に立ちたいと熱望して
います。
年齢は関係ないと思っています。
やろうとする意思と一歩踏み出す行動力ではないか、
と考えます。
その2つに付け加えるならば正しい方向性でしょうか。
これはなかなか定めるのが難しい。
自分で正しいと判断しても、必ずしもそれが正しい針路を
とっているかどうか確かめることが困難だからです。
メンター(師匠)がそばにいれば、たとえ間違った方向へ
進んだとしても、謙虚な気持ちで従うならば修正は可能
でしょうが。
私にとってのグル(精神的指導者)は大前研一さんです。
もちろん、大前氏さんはそんなことを知る由もありませんが。
以前、大前さんの下で働いていた学生の方
(今では社会人として働いていることでしょう)
からメールを頂いたことがあります。
メールの中で、身近で見た大前さんの気さくで、
ユーモアあふれる人柄に触れたことを伝えてくれました。
問題解決の第一歩は、「問題はどこにあるのか」
「なにが問題なのか」を、自分で見つけ出すことだ。
それには少しでも疑問を感じたらとことん追求し、
この問題の本質はどこにあるのか自分で自分に
問うことを繰り返す「質問する力」
(Inquisitive Mind)が不可欠だ。
今日の名言 1 〈379〉
そして次は、なぜその問題が発生するのかという
原因に言及し、何をどうすればその原因を排除
できるのかという仮説を立てる。
ここで重要なのは「なぜ」という問いかけに対し、
「もしかしたらこうなるのではないか」と仮説を
設定できるかである。
今日の名言 2 〈380)
仮説を立てたら今度は、その仮説の検証だ。
もちろん仮説は仮説にすぎないから、
そのままそれが問題解決につながるとは限らない。
仮説がうまくいかないとわかったら、
そこで新たに仮説を立て直す。
あるいは仮説を実行すると、そこで新たに問題が
起こるかもしれない。
そうしたらその問題の原因を探り、
取り除く仮説を立てる。
これを真の解決策にたどり着くまで、
何度も繰り返すのだ。
これが問題解決法(プロブレム・ソルビング・
アプローチ)の基本である。
つまり問題に直面したとき、その答えを知っている
かどうかではなく、常にこういうプロセスで問題解決
にあたれるのが、問題解決力があるということなのだ。
今日の名言 3 〈381)
仮説と検証は不可分の関係にあります。
人によっては、仮説と検証の間に、実行を入れ、
仮説→実行→検証と説明する人もいます。
ですが、仮説と検証で良いと思います。
検証の中に実行が含まれると解釈できるからです。
仮説と検証を繰り返し、精度を高めていくことに
なります。
大切なことは、問題解決の際、問題の本質を
見極められず、「モグラたたき」とならないこと
です。
対処療法ではいつまでたっても、根本的な解決
には至りません。
マッキンゼーが開発したツールに、
MECE(ミッシー)
があります。
ご存知かもしれませんが、簡単にご説明します。
一口で言えば、MECEは漏れなくダブりなし、
ということです。
大切なポイントに漏れがなく、重複がないことを
確認するということです。
MECEは、
Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive
を短縮したものです。
ベン図というもので表現できます。

(ベン図の使用記号<リンク切れ> から)
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