『即戦力の磨き方』(14) 新・大前研一名言集(125) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『即戦力の磨き方』(14)






大前研一さんのような「世界に通用する傑出した人物」は、
日本にも世界にもあまりいません。


私は大前さんの足元にも及ばないちっぽけな存在ですが、
そんな小さな私でも、世の中で役に立ちたいと熱望して
います。


年齢は関係ないと思っています。


やろうとする意思と一歩踏み出す行動力ではないか、
と考えます。


その2つに付け加えるならば正しい方向性でしょうか。


これはなかなか定めるのが難しい。
自分で正しいと判断しても、必ずしもそれが正しい針路を
とっているかどうか確かめることが困難だからです。


メンター(師匠)がそばにいれば、たとえ間違った方向へ
進んだとしても、謙虚な気持ちで従うならば修正は可能
でしょうが。


私にとってのグル(精神的指導者)は大前研一さんです。
もちろん、大前氏さんはそんなことを知る由もありませんが。


以前、大前さんの下で働いていた学生の方
(今では社会人として働いていることでしょう)
からメールを頂いたことがあります。


メールの中で、身近で見た大前さんの気さくで、
ユーモアあふれる人柄に触れたことを伝えてくれました。





 問題解決の第一歩は、「問題はどこにあるのか」

 「なにが問題なのか」を、自分で見つけ出すことだ。

 それには少しでも疑問を感じたらとことん追求し、

 この問題の本質はどこにあるのか自分で自分に

 問うことを繰り返す「質問する力」

 (Inquisitive Mind)が不可欠だ。
 


             今日の名言 1 〈379〉




 そして次は、なぜその問題が発生するのかという

 原因に言及し、何をどうすればその原因を排除

 できるのかという仮説を立てる。

 ここで重要なのは「なぜ」という問いかけに対し、

 「もしかしたらこうなるのではないか」と仮説を

 設定できるかである。
 


             今日の名言 2 〈380)




 仮説を立てたら今度は、その仮説の検証だ。

 もちろん仮説は仮説にすぎないから、

 そのままそれが問題解決につながるとは限らない。

 仮説がうまくいかないとわかったら、

 そこで新たに仮説を立て直す。

 あるいは仮説を実行すると、そこで新たに問題が

 起こるかもしれない。

 そうしたらその問題の原因を探り、

 取り除く仮説を立てる。

 これを真の解決策にたどり着くまで、

 何度も繰り返すのだ。

 これが問題解決法(プロブレム・ソルビング・

 アプローチ)の基本である。

 つまり問題に直面したとき、その答えを知っている

 かどうかではなく、常にこういうプロセスで問題解決

 にあたれるのが、問題解決力があるということなのだ。
 

      
             今日の名言 3 〈381)







仮説と検証は不可分の関係にあります。
人によっては、仮説と検証の間に、実行を入れ、
仮説→実行→検証と説明する人もいます。


ですが、仮説と検証で良いと思います。
検証の中に実行が含まれると解釈できるからです。


仮説と検証を繰り返し、精度を高めていくことに
なります。


大切なことは、問題解決の際、問題の本質を
見極められず、「モグラたたき」とならないこと
です。


対処療法ではいつまでたっても、根本的な解決
には至りません。


マッキンゼーが開発したツールに、
MECE(ミッシー)
があります。


ご存知かもしれませんが、簡単にご説明します。


一口で言えば、MECEは漏れなくダブりなし
ということです。


大切なポイントに漏れがなく、重複がないことを
確認するということです。


MECEは、
Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive
を短縮したものです。


ベン図というもので表現できます。


ベン図

(ベン図の使用記号<リンク切れ> から)



2~3分考えてみてください!






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