『即戦力の磨き方』(10) 新・大前研一名言集(121) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『即戦力の磨き方』(10)






大前研一さんのような「世界に通用する傑出した人物」は
日本だけでなく、世界でもあまりいません。


私は大前さんの足元にも及ばないちっぽけな存在ですが、
そんな小さな私でも、世の中で役に立ちたいと熱望して
います。


年齢は関係ないと思っています。


やろうとする意思と一歩踏み出す行動力ではないかと
考えます。


その2つに付け加えるならば正しい方向性でしょうか。


これはなかなか定めるのが難しい。
自分で正しいと判断しても、必ずしもそれが正しい針路を
とっているかどうか確かめることが困難だからです。


メンター(師匠)がそばにいれば、たとえ間違った方向へ
進んだとしても、謙虚な気持ちで従うならば修正は可能
でしょうが。


私にとってのグル(精神的指導者)は大前研一さんです。
もちろん、大前さんはそんなことを知る由もありませんが。


以前、大前さんの下で働いていた学生の方
(今では社会人として働いていることでしょう)
からメールを頂いたことがあります。


身近で見た大前さんの気さくで、ユーモアあふれる人柄に
触れたことを伝えてくれました。





 まじめな人のためにいっておくが、

 英語に正しい発音などはないのである。

 アメリカ人だってニューヨークとテキサスでは、

 同じ単語でも発音がまるで違う。

 それでもなんとか通じるのだからそれでいい

 くらいに、アメリカ人は思っている。

 どちらが正しい発音だなんて問題にしている

 のは、言語学者くらいのものだ。
 


             今日の名言 1 〈367〉




 即戦力のプロフェッショナル人材になるために、

 不可欠な三種の神器の2つ目は財務力だが、

 この財務力も世界標準と比べると、語学力同様、

 日本のビジネスパーソンはかなり心もとないと

 いわざるをえない。
 


             今日の名言 2 〈368)




 だいたい財務力を鍛えようにも、

 日本のビジネスパーソンには財務を意識する

 環境がほとんどないのが実情だ。

 その証拠に、アメリカ人ならたいがいは

 「お前の賞味価値(net worth)は?」

 と聞かれれば、「家と年金と株で資産はいくら、

 そこから借入金を引いてこれだけです」と、

 即座にバランスシートで答えられる。

 ところが日本人の場合は、自分の価値を把握

 するどころか、バランスシートという概念すら

 持っていないのが普通だからだ。
 

      
             今日の名言 3 〈369)




真のプロフェッショナルになるには、
大きな壁が立ちはだかっています。


大前さんは、
「語学力、財務力、それに問題解決力、
この3つが即戦力のプロフェッショナル人材として
必要な三種の神器である」
と述べています。


その中の「財務力」について力説しているのは、
日米のビジネスマンの「財務」に対する認識の差
があるからです。


米国ではお金を稼ぐことは後ろめたいものではなく、
むしろ正当な報酬として手に入れ、
財産を築くことができた人は、尊敬に値するという
意識が根底にあります。


一方、日本では金を稼いだ人は、汚いことをしたから
だという考えがいまだに根強く残っています。


こうした意識が、財務に対する理解が深まらない一因
となっています。


経理、会計、財務は違います。


経理は、日常業務を行います。仕訳から決算書作成
までを扱います。


 経理の仕事の仕事は会計の仕事の一部とも

 言い換えられ、伝票を起票して帳簿に記帳

 する作業を日々行います。

 その他に決算書の作成も経理業務の一つに

 なります。
 

  (税理士ドットコム 顧問税理士 から)



経理に似たものに会計があります。
会計は、経理よりも広い意味で、お金を管理する
ことです。



 取り扱う資料や大きく分類した組織内での

 役割は似ているものの、

 「会計」と「経理」は言い表す範囲が少し異なり、

 「会計」の方が広義な意味でお金を管理すること

 を意味します。
 

  (税理士ドットコム 顧問税理士 から)



財務は、資金の「運用」と「調達」が中心です。


 企業における財務

 企業において財務と言った場合はおよそ

 以下のような意味になることが多い。

資産、負債、損益、キャッシュフローの管理

資金の調達、および調達した資金の運用
 

  (財務 Wikipedia から)


これら3つの関係を図示すると下記のように
なります。





個人レベルでも、資金を調達し運用することに
長けているのは、米国人です。




CFO(最高財務責任者)は、Chief Financial Officer
という言葉が表しているように、ファイナンスを行う、
資金の調達と運用の最高責任者です。


まさに企業のお金を管理するプロフェッショナルです。


大前さんは、超一流のビジネスコンサルタントでしたので、
世界の一流経営者やビジネスマンに接する機会が多く
ありました。


その人たちと比較すると日本人は見劣りする、
と感じてしまう面も否定できません。







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