大前研一さんのような「世界に通用する傑出した人物」は、
日本にも世界にもあまりいません。
私は大前さんの足元にも及ばないちっぽけな存在ですが、
そんな小さな私でも、世の中で役に立ちたいと熱望しています。
年齢は関係ないと思っています。
やろうとする意思と一歩踏み出す行動力ではないかと考えます。
その2つに付け加えるならば正しい方向性でしょうか。
これはなかなか定めるのが難しい。
自分で正しいと判断しても、必ずしもそれが正しい針路を
とっているかどうか確かめることが困難だからです。
メンター(師匠)がそばにいれば、たとえ間違った方向へ
進んだとしても、謙虚な気持ちで従うならば修正は可能
でしょうが。
私にとってのグル(精神的指導者)は大前研一さんです。
もちろん、大前さんはそんなことを知る由もありませんが。
以前、大前さんの下で働いていた学生の方
(今では社会人として働いていることでしょう)
からメールを頂いたことがあります。
身近で見た大前さんの気さくで、ユーモアあふれる人柄に
触れたことを伝えてくれました。
はっきりいおう。
従来の英文読解が主体の学習法では、
英語力は絶対に身につかない。
百歩譲って通訳にはなれるかもしれないが、
通訳では仕事にならないのだ。
しかも今後、自動翻訳ソフトの精度が
どんどん上がれば、通訳の価値は限りなく
ゼロに近づく。
つまり、役に立たない英語を必死になって
教えているのが、いまの日本の英語教育
なのである。
今日の名言 1 〈364〉
ポイントは、「英語耳」を徹底的に鍛える
のである。
あなたがどうやって日本語を覚えたかを、
考えてみてほしい。
文法や構文、それから基本単語を教わって、
ようやく日本語が話せるようになったという
人がいたら、お目にかかりたいものだ。
恐らくそんな人は、1人としていないはずだ。
今日の名言 2 〈365)
英語耳を鍛えるにはCNNニュースのような
英語番組を、一日中流しっぱなしにしておく
のがいちばんいい。
「ながら族」で意味などわからなくても
かまわないから、とにかくひたすら聴き続けて、
英語独特のリズムやトーンを、体と頭に染み
込ませるのだ。
これを何年か続けていると、そのうち耳が
慣れてきて、まとまった音がつかまえられる
ようになってくる。
そうしたら今度は、聞こえたままの音を、
口に出して発音してみるのだ。
ただし、ここでも意味を考える必要はない。
動物の鳴き真似でもするつもりで、
聞こえたままをそっくりそのまま発音する。
これで「英語口」も鍛えられるという寸法だ。
今日の名言 3 〈366)
最近では、大前さんは英語学習について語ることは
ほとんどなくなりました。
この本が出版された頃には、英語にかなり重点を
置いて説いていました。
それだけ英語をマスターすることが必須と考えていた
のだ、と思います。
ですが、最近では英語を身につけていることを前提に、
一般的に日本人が苦手なロジックの大切さや、
問題解決(プロブレム・ソリューション)のための
考え方などに力点が置かれているように感じています。
大前さんと私は、ちょうど一回り違いますが、
大前さんは精神的にも肉体的にもタフです。
スゴイと思います。
頭のキレは比べようもありませんが、
ものの考え方や、問題解決手法を参考にして、
せめて大前さんの足元くらいには到達したい、
と考えています。
記事が面白かったら
ポチッとして下さい。

こちらのブログもご覧ください!
こんなランキング知りたくないですか?
中高年のためのパソコン入門講座(1)
藤巻隆のアーカイブ
私の書棚(読み終わった本の一覧)