大前研一さんのような「世界に通用する傑出した人物」は、
日本にも世界にもあまりいません。
私は大前さんの足元にも及ばないちっぽけな存在ですが、
そんな小さな私でも、世の中で役に立ちたいと熱望して
います。
年齢は関係ないと思っています。
やろうとする意思と、一歩踏み出す行動力ではないか、
と考えます。
その2つに付け加えるならば正しい方向性でしょうか。
これはなかなか定めるのが難しい。
自分で正しいと判断しても、必ずしもそれが正しい針路を
とっているかどうか確かめることが困難だからです。
メンター(師匠)がそばにいれば、たとえ間違った方向へ
進んだとしても、謙虚な気持ちで従うならば修正は可能
でしょうが。
私にとってのグル(精神的指導者)は大前研一さんです。
もちろん、大前さんはそんなことを知る由もありませんが。
以前、大前さんの下で働いていた学生の方
(今では社会人として働いていることでしょう)
からメールを頂きました。
身近で見た大前さんの気さくで、ユーモアあふれる人柄に
触れたことを伝えてくれました。
ある試算によれば、インターネットで使用される
言語の8割、蓄えられている情報の7割が英語
なのだそうだ。
今後もあらゆる分野で、英語が世界の共通言語
として使われ続けるのは間違いない。
だから語学に関しては、とりあえずビジネスに
支障のない程度の英語力を身につけておけば
なんとかなる。
逆にそのレベルの英語力もない人は、
ボーダーレス経済からは完全にスポイルされる
だろう。
今日の名言 1 〈358〉
ボーダーレス経済では国民の英語力の差が、
そのまま国の経済力に反映されるというのは、
動かしがたい事実である。
とくにアジアにおいては、先の大戦中、
英語圏の植民地だった国ほど、
そのことが身をもってわかっているので、
それこそ何年も前から国をあげて英語の習得に
取り組んでおり、その成果はすでに産業や経済
に表れはじめている。
今日の名言 2 〈359)
なんといってもアジア一の英語大国はインドだ。
公用語はヒンディー語と17の地方語、
そして英語だが、ビジネスパーソンはまず完璧に
英語を使いこなす。
私立学校では初めから英語のみというところも
珍しくない。早くから欧米企業のバックオフィス
として、ソフトウェア開発やコールセンター業務
などを担ってこられたのはそのせいだ。
今日の名言 3 (360)
大前さんは、インド人について語っています。
以前にもお話しましたが、インド人は英語と数学が
出来る人が多いそうです。
インドには、今でも「カースト制」というアンシャン・
レジーム(旧体制)が厳然として残っています。
その意味では、中国によく似ています。
中国では、人々は生まれた地域が農村部か都市部か
によって二分され、農村部出身者と都市部出身者とは
結婚することができない、と言われています。
身分の格差が大きいインドですが、人口は中国に次ぎ、
2番目に多く、約10億人います。
バンガロールはソフトウェア開発の重要拠点となって
いて、システム保守も遠隔操作で行っているそうです。
さらに言えば、米国西海岸とインド(標準時)では、
時差が12時間半あるということなので、
この時差をうまく利用して、米国人が寝ている間に、
インド人に仕事をしてもらうわけです。
コンピューター言語は基本的に英語であり、
英語力に優れ、数学力が突出したインド人に最適な
仕事は、コンピューター関連の仕事です。
しかも、欧米人や日本人より人件費が安いのですから、
特に米国企業がアウトソーシングするのも納得できます。
日本のSEなどのコンピューター技術者は、
インド人技術者と競っていくことは相当厳しいこと
でしょう。
日本の将来を明るく照らす、差別化できる能力を
必死で探し、突出した能力を身につける必要が
あります。
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