『日経ビジネス』最新号(2014.05.12)によれば、
「ソニー、不動産参入の迷走」という見出しで、
(P.015)
深刻なのが、不動産事業参入によって「ソニーが
迷走している」との印象を社内外に植え付けて
しまったことだ。
と伝えています。
2014年2月には「VAIO」ブランドのパソコン事業を
売却し、テレビ事業を分社化し、国内外で5000人規模
の売却を発表しています。
21世紀の幕開けを見ずに、この世を去った盛田さんが、
『21世紀へ』に全身全霊をかけて書いた熱い想いは、
現在のソニーに届いているでしょうか?
この本を読む返してみるにつけ、疑問符がつくことばかり
と感じるのは、私の偏見でしょうか?
私はアメリカでのマーケットづくりに
専念したのだが、そこで一番大切な
ことをひと言でいえば「信用を勝ち
とること」だ。しかし、これは容易な
ことではなかった。
(P.126)
(070-1-0-000-358)
安定したマーケットとは、結局、
大衆の間に確立された信用によって
裏付けされていなければならないので
ある。
その信用とは、製品の品質が優れて
いることと、アフター・サービスが
行き届いていることにつきる。
この当然のことを実行するのに、
私は10年かかった。また逆にいえば、
10年ぐらいかけて地道に積み上げて
いかなければ、本当の信用は勝ち取れ
ないということにもなろう。
(P.127)
(071-1-0-000-359)
世界のリーディング・ボードへの
株式上場は、20年も前に私たち
が考えた目標の1つであった。
商品の面で世界市場を相手にする
からには、資本の面でも世界市場
を考えるのは当然の帰結である。
(P.132)
(072-1-0-000-360)
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