盛田さんは「競争」という言葉を何度も使っています。
世の中は競争がなければ、良くなっていきません。
こんなことを考えてみました。
ある町にスーパーマーケットが1つしかなかった
とします。
周囲にはその他には店がなく、住民はそのスーパー
を利用するしかありません。
そうすると、どういうことが起きるかといいますと、
お分かりのようにスーパーは価格を自由に決められます。
競争相手がいないのですから、やりたい放題も可能です。
住民はそのような状況でも従わざるを得ません。
そうした状況を変えるには、競合他社が進出することです。
お互いに切磋琢磨して、より良いサービスを提供しようと
すれば、住民にとって大いにプラスになります。
今、小学校や幼稚園では、徒競走などで順位を付けない
そうです。同時にスタート(機会の平等)して、ゴール
する順位は1位、2位、3位・・・(結果の不平等)と
なるはずが、全員同着(結果の平等=不公平)はおかしい
ですよね。
つまり、一所懸命にやって成果を上げても、適当にやって
成果が上がらなくても同じ評価を受けるということです。
世の中はすべてランク付けされます。
小さいうちだから「結果の平等=不公平」が許される
というのは、モンスター・ペアレンツのエゴでしか
ありません。
世の中には、もっとおかしなことがあります。
チャンスを平等に与えないことです。門前払いです。
これは不公平極まりないことですが、官公庁や業界の
慣習やしきたりでそうなっていることがあります。
最終的に、割りを食うのは「生活者」であることを
忘れてはなりません。
健全な競争は、社会の発展のため、人の向上のために
欠かすことができない大切なものです。
会社がいつも前進するためには、他人の
踏んでいない道を進まなければならない。
他人の踏んでいない道を進むためには、
他人の教えをそのままやっていたのでは
間に合わない。他人の教えを受けても、
その上に自分の知恵を加えて、自分の道を
切り拓らかねばならない。それには、君は
自分の力をいつでも磨く努力をしていなければ
ならない。自分の特徴を活かし、その特徴を
毎日磨き、向上させる努力を続けなければ
ならないのである。
(P.85)
(052-1-0-000-340)
自分の力は自分自身で磨かなければならない。
そのためには、いつでも競争には必ず勝つ
というファイトを持っていることが大切だと
思う。競争がいやなら、「会社に入ったのが
間違いなのだ」と考えねばならない。
(P.86)
(053-1-0-000-341)
会社は競争をしている。競争に勝つためには、
やはり最小限の努力で最大の効果をあげること、
つまり、社員の一人一人がもっとも効果的に
働くということがいちばん大事だ。
(P.86)
(054-1-0-000-342)
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