今週の言葉(35) 企業は人が制するもの 経営活動の急所である 部長人事の差配が重要 | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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企業は人が制するもの
経営活動の急所である
部長人事の差配が重要


飯島 英胤(いいじま・ひでたね)氏
[東レ経営研究所元会長、東レ元副社長]



 企業が成長し続けるには、言うまでもなく

 様々な逆境や困難を乗り越えていく必要が

 あります。そのために経営戦略や組織を

 どう組むかも重要ですが、同様に大切だと

 痛感しているのが人事の重要性です。


 27年も前の1987年末、突然、その半年前に

 14人の先輩取締役を飛ばして大抜擢された

 新社長に経営企画室長を兼務するように

 命じられました。


 海外の赤字事業や、国内の不振事業、数々

 の新規事業をどうするのか。調べると、

 事業の性格や東レの競争力から見れば、

 改善の余地があるものも少なくない。撤退

 を決める前に、知恵のある人材に任せれば

 復活の可能性は十分ある。そこで「これぞ」

 という候補を人事部として経営会議や常務会

 に提出するのですが、担当役員から「難しい。

 その人材は出せない」と断られる。


 社長が経営会議で候補の人材を抱える役員に

 「(その人は)交通事故に遭ったと思え」と

 言ったのです。「諦めろ」というわけです。


 「人材を抱え込むのはよくない」

 「自分の事業だけを最優先するのでなく、

 会社全体の最適を考える」など、企業風土が

 徐々に変わり、経営体質の改革にもつながり

 ました。


 人事と言ってもいろいろありますが、経営

 活動を支える最大の急所である部長人事に

 ついては、最適の人材配置が不可欠です。

          (2014.04.07号から)
 





今週号から日経ビジネスの編集長が交代しました。


このことと関連があるかどうかは分かりませんが、
「有訓無訓」はずっと巻末に掲載されていました。


今号は、巻頭(P.001)に掲載されました。
今後も継続することでしょう。


さて、ご存知のように東レは元の社名が東洋レーヨン
です。


レーヨンという化繊メーカーでした。
現在ではレーヨンは生産していません。


今では、ユニクロと組んで高機能繊維を使った生地
メーカーであるだけでなく、旅客機の機体などに
使われる、軽くて鉄より強度のある「炭素繊維複合
材料はボーイング787の一次構造材に採用され、
機体の軽量化に貢献してい」(Wikipediaから)ます。


合成繊維・合成樹脂を始めとする

化学製品や情報関連素材を取り扱う

大手化学企業である。

コーポレート・スローガンは、

「Innovation by Chemistry」

(化学による革新と創造)である。
 

 (Wikipediaから)






日覺昭廣 東レ社長 2014.3.14






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