盛田さんは、『学歴無用論』というタイトルの
本を書き、物議をかもしたことがあります。
当時のメディアは、盛田さんの真意を理解せず、
皮相的な解釈をし、庶民に誤った情報を発信
した過去があります。
盛田さんは、次のように書いています。
「学歴廃止は、学問して身につけてきたことを
過小評価することではない。その人の実力を
より公平に評価するため」で、「ただ単にタイ
トル(資格)をとるために(大学に)行くので
あるなら意味のないことなのだ」。
全くその通りです。反論の余地はありません。
日本の企業にとってもっとも大事なことは、
企業全体に雇用の流動性をつけることに
よって、働く人々が、適材適所で持てる
能力を十分に発揮できるようにすること
である。
(P.59)
(028-1-0-000-316)
人材開発ということならば、やはりその人の
得手に対して開発するということでなくては
意味がない。本田宗一郎氏(本田技研工業
創業者)が“得手に帆をあげて”という
ことをいっておられるが、まさに得手に帆を
あげさせることが必要である。現在のような
厳しい国際競争のもとにおいては、とくに
企業は個人の能力を最高度に発揮させる
必要があるのではないか。
(P.59)
(029-1-0-000-317)
学歴廃止は、学問して身につけてきたことを
過小評価することではない。その人の実力を
より公平に評価するためなのだから、その人
がもし夜間大学へ行かなくても、それだけの
実力があれば、それだけの評価はするし、
自分の実力をつけるために夜間大学へ行きた
ければ、その人の責任において行けばいい
のである。
ただ単にタイトル(資格)をとるために行く
のであるなら意味のないことなのだ。
大学を出たら何年で課長というエスカレーター
方式を期待するのが間違いなのである。
(PP.62-63)
(030-1-0-000-318)
記事が面白かったら
ポチッとして下さい。

こちらのブログもご覧ください!
こんなランキング知りたくないですか?
中高年のためのパソコン入門講座(1)
藤巻隆のアーカイブ
私の書棚(読み終わった本の一覧)
孫子の兵法前編1
孫子の兵法前編2
孫子の兵法前編3
孫子の兵法前編4
孫子の兵法後編1
孫子の兵法後編2
孫子の兵法後編3
孫子の兵法後編4
盛田氏の挑戦
孫子の兵法前編2
孫子の兵法前編3
孫子の兵法前編4
孫子の兵法後編1
孫子の兵法後編2
孫子の兵法後編3
孫子の兵法後編4
盛田氏の挑戦