「自分のことを中流」と考える日本人が、
かつて多く存在しました。私自身もその一人でした。
しかし、いまや上流と下流だけといった二極分化の
様相を呈しています。
派遣社員の首切り、正社員の激減、給与、賞与の
大幅削減など従業員には逆風が吹き荒れています。
そうした現況を踏まえて、ロウアーミドル(中流以下)
という概念を示しつつ、生き抜く指針を提示している本が
『ロウアーミドルの衝撃』です。
現実から逃避せず、現実を直視し、少しでも明るい未来像を
描けるようになりたいものです。
今日の名言 1 〈280〉
本当にオーストラリアやアルゼンチンの牛肉を
食べたことがある人は、神戸牛などは脂っぽくて
食べられない。
日本では霜降り肉が珍重されているが、
オーストラリアではこのような肉は大理石状の
脂肪があることからマーブルド・ビーフと呼ばれ、
「脂肪の含有量が多すぎて健康被害がある」
という理由で販売が禁止になっているほどだ。
今日の名言 2 〈281〉
オーストラリアに行ったときに、現地で
「日本向けにアスパラを栽培している」という
話を聞いたので、どこが輸入しているのか
調べたところ、じつは北海道のホクレン
(ホクレン農業協同組合連合会)だった。
アスパラだけでなく、北海道産のジャガイモや
ブロッコリーも、実際はオーストラリアから
来ていたのである。
今日の名言 3 〈282〉
日本のアサリは実際はほとんどが北朝鮮産で、
「畜養」といって、日本の干潟にしばらく
埋めてから掘り出せば国産表示になる。
「北朝鮮産」と正直に表示すれば日本人が
ソッポを向くだろうと考えて、こんな手の
かかることをやっているわけだ。
日本人は、「国産」という表示にこだわる。
ところが、大前さんが指摘しているようなことが
実際に行われていると知ると、「国産」とは一体
何なのか、分からなくなります。
食品偽装問題(事件)が年初に明るみになりました。
一流ホテルやレストラン、デパートで長年にわたって
食品偽装が“慣例”となっていました。
食品偽装事件が発覚後、毎日のように経営トップが
記者会見を開きましたが、開き直っていましたね。
TPP(環太平洋経済連携協定)は、まだ締結して
いません。
日米の綱引きが行われていますが、いずれ、日米両国
の産業界に大きな打撃を与えない範囲を検討し、
落とし所を模索しているところでしょう。
「一件落着」となるのでしょうか?
最終的には、日本は米国の要求を飲まざるを得ない、
と考えていますが、あなたはどう思いますか?
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