今週の言葉(27) 親のたしなみで、 「QOD」を高めたい | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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親のたしなみで、
「QOD」を高めたい
健康は最大の社会貢献


斎藤 勝利(さいとう・かつとし)氏
[第一生命保険会長]



 最近、私は70歳になりました。日本では

 70歳は「古稀」、すなわち「古来稀なり」

 ということで、昔から祝福してきました。

 しかし現代社会ではまるで状況が違います。

 最近、こういう言い方があると聞きました。

 「今の70歳は『古稀』ではなく『近んザラ』、

 つまり『近年ザラなり』だ」。


 最近身近な人が亡くなることも増えてきました。

 QOL(生活の質)と同時に、

 QOD(人生の終わり方の質)について真剣に

 考えざるを得ません。


 2012年を基準にすると、2025年には保険負担が

 25兆円、税(公費)負担が20兆円それぞれ

 増えると試算されています。

 このままいけば、2013年度で約110兆円の

 社会保障給付費が、2025年には約150兆円

 に膨れ上がるのです。


 「いざとなった時、延命治療はやめてほしい」

 と書き、3人の子供たちに手渡したのです。

 子供たちや医師に、つらい決断を強いたくない。

 だから自分で決めておく。


 高額な延命治療を続け、意識もなくやせ細った

 印象を家族に残して逝きたくない。明るく元気

 で、それなりにいい父親だった思い出だけを

 残したい。それがまた、世の中のためにもなる

 のですから。

             (2014.02.10号から)
 







本音でお話します。


長生きする人が讃えられることがありますが、
果たして長生きすることが、本当に良いこと
なのでしょうか。


長生きすることはリスクになっています。
生きるということはお金がかかることです。
若い人が納める介護保険料や年金保険料で、
高齢者を支える仕組みはいずれ破綻します。


少子高齢化は支える人たちに、大きな負担に
なっていて、今後、その負担は更に大きく
なっていきます。


意識表示ができない「寝たきり」の状態で、
生きていると言えるでしょうか?


クスリや機械によって、呼吸したり、
心臓を動かしたり、脳内の血流を確認できても
(脳死ではない)、生きているとは言えません。
クスリや機械で生かされているのです。


ヨーロッパには日本のような「寝たきり」
はいない、という話を10年位前、ある本で
知りました。


ヨーロッパではベッドに寝たままにせず、
車いすに乗せて外出することが普通になっている、
ということでした。


著者が、ヨーロッパに行った時、日本の
「寝たきり」のことを話すと地元の人は理解
できなかった、ということでした。


延命治療は高額医療費がかかるだけでなく、
回復するわけではないので無駄でしかない、
と思います。


生きるということは、自分の頭と体を使って、
自分の身の回りのことができることだ、
と思います。


あなたは、延命治療に対してどう思いますか?





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