日経ビジネスのインタビュー(110) 狙うは黒髪40億人市場 | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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狙うは黒髪40億人市場
2014.02.24

西村 元延(にしむら・もとのぶ)氏

[マンダム社長]


 国内スタイリング市場は2001年頃と

 比べ4割近く縮小しています。得に若者向けが

 振るわない。少子化の影響もありますが、

 整髪料を使う若者自体が減っているんです。

 昔は大学生や高校生も7~8割が使っていたが、

 直近の調査では高校生で2割弱。5人に1人しか
 
 使っていない。


 「髪形を格好良くして目立ちたい」と考える

 若年層が減ったからです。


 今の若い人にとっては、髪形で個性を出す

 なんて格好悪いことになってしまったようです。


 今、我々の市場で必要なのは、「タブーライン」

 を破っていくことなんです。社内での用語なん

 ですが、要は、男性の身だしなみの常識は時代

 と共に変わっていて、かつてのタブーが当たり前

 になったりする。


 ミドル脂臭(30代後半から40代の男性で、部位で

 言うと、後頭部や襟足の部分から発せられる、

 アンモニア臭を含んだような独特の脂のにおい)

 を防ぐ物質を研究し、対策ができる成分を含んだ

 製品を開発しました。こうした「ケア」を念頭に

 置いた商品は、継続利用が見込めて単価も高い。


 最重点地域は、タイを中心にしたインドシナ地域

 です。インドネシアとこの地域を合わせれば、5億

 人くらいの人口規模の市場です。

 
 その先は、トルコくらいまでを入れた40億人くらい
 
 のアジア・中東エリアが、マンダムの潜在市場と

 考えています。このエリアは、みんな日本人と

 同様に、黒髪の人が中心なんです。我々の

 整髪料は、日本で生まれただけあって、黒い髪で

 使うことによって、最も見栄えが良くなり

 効果的です。

 黒髪が多いエリアでの、大きな強みですよ。
 





私の経験をお話しますと、マンダムの
「無香料整髪料」をよく使っていました。


香がしないのが良いと思ってきたからです。


文豪・森鴎外は「匂いがないのが最高だ」という
意味の言葉を残している、と私は記憶しています。


そんな印象が影響していたのでしょう。


「『髪形を格好良くして目立ちたい』と考える
若年層が減った」という指摘は意外でした。
ヘアスタイルを気にする若い男性が多いと
思っていたからです。


面白かったのは、「髪形を作り込むことを好まない
若年層も、同じ毛なのに、眉毛をいじるのには抵抗が
なくなっている」という話でした。


マンダムで思い出すのは、1970年、今から44年前に
チャールズ・ブロンソンがCMで発した言葉でした。


「う~ん、マンダム」


男臭さが充満した、ひげを生やしたチャールズ・ブロンソン
が発した言葉を思い出しましたか?(笑)


一番下にYouTubeを添付しましたので、当時を懐かしむか、
初めての方は「こんなCMがあったの?」と
驚いてください!o(^▽^)o




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