『伊藤雅俊の商いのこころ』(23) 言葉の迷宮(89) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『伊藤雅俊の商いのこころ』(23)






伊藤さんの言葉は、心の奥から発せられる魂の声の
ように感じます。


伊藤さんが書いていることを「古い」と感じた人に、
私は問いたい。


新しいことがすべて正しいのですか、と。


原理原則は、人が変わろうと、時代が変わろうと、
不変です。表現の仕方は変わることがあるかも
しれませんが。


信用の大切さを強調されていますが、商人から信用を
抜いたら何が残るでしょう。


個人でも同様です。信用を得るには、長い年月を要します。
その一方で、失うのは一瞬です。


一度失った信用は、そう簡単に取り戻すことはできません。
このことはしっかり肝に銘じておきましょう。


もちろん、自分に言い聞かせています。




 日本とヨーカ堂グループの将来を担う人々

 には、人と時代がどんなに変わろうとも、

 創業の初心を忘れず、謙虚に、何より

 一番大切な人間的なものを失わずに、

 これからの困難な時代に立ち向かって

 ほしいと願ってやみません。 


                    (P.229)

         (067-1-0-000-268)



 


 小売業には、商品を仕入れて代金を支払う

 までの期間と、その商品を売って代金を

 回収する期間の時間差によって生じる

 「回転差資金」という言葉があります。


 ヨーカ堂も「回転差資金」に依存した時期

 がありましたが、創業以来、現金仕入れに

 徹し、支払いの期日があるお金を自由に

 使える資本と考えたことはありません。 

                    (P.234) 

         (068-1-0-000-269)





 ヨーカ堂の歴史はヨーカ堂を信用して

 くださった多くの人々によってつくら

 れたものです。信用の大切さはどれだけ

 強調してもしすぎることはありません。

 資本の大切さが繰り返し強調される時代

 だからこそ、無味乾燥な響きのある

 「資本」という言葉より、「元手」という

 言葉の持つ豊かな響きを大切にしたいと

 思います。


                    (P.235)

         (069-1-0-000-270)






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